まずは前時までに学習した「小数÷整数」「整数÷整数」で,商が小数になる問題の復習をします。もう普通にできるようになっています。その中に1問「9.2÷4」を入れてあったので,これは少し計算を苦労します。そこでこのような場合は「筆算」でやろう,ということで,筆算を指導していきます。
さっきの問題ともう1問で,基本的な筆算の仕方を確認します。これはこちらから指導します。筆算は這い回りません。途中,わざと「小数点を打つタイミング」を変えて見せ,違いを確認して,先に小数点を打つことも押さえます。
こうして,筆算の手順を一般化しました。
小黒板で練習した後,次の「型」を考えます。(小黒板問題の中には,引くと0になるようなものも入れている)「桁数」が大きくなっただけで,特に大きな違いはありませんが,細かいステップを踏みながら進めます。
さらに小黒板問題・教科書の練習題・もっと練習でかなりの問題数をこなしました。『ノートにしゃべろう』では,今までの筆算との相違を考えてもらいました。ほとんどの児童が「同じ」を選択して,小数点だけの違いだと説明しています。筆算導入の時間はこんな感じのさらっとしたものになります。