先日,地元の「KD研」の研修会が行われました。この日は,若いメンバーが2名加わり,久しぶりに活気が出てきたように感じました。
 この日のメインは,「夏季集会」で,提案発表をされる先生の検討です。初めて発表される若い先生ですが,2年生の「箱の形」の実践をまとめたものでした。
 「箱の形」の単元では,まず実際の箱を眺めて「面」を抜き出していき,面が6枚あること,向かい合う面は同じ形になっていることなどを確認します。そのあと,面で箱を作り,つながり方について学習します。こうして「面による構成」が終わった後,粘土玉と竹ひごなどを使って「頂点と辺による構成」を学習して終了します。
 提案では,「四角形と三角形」の学習で「辺」「頂点」を学習しているので,先に「粘土玉と竹ひご」による構成を行い,これでできた箱の形は,空洞になっているので,ここに貼り付ける「面」をどうすればいいのかを考えていくという,逆転の指導計画を示していました。さらに,単元を通して「家族へのプレゼントを入れる箱を作ろう」というめあてを示し,意欲を高めていこうという工夫もありました。
 そのあたりについて,議論していきました。指導計画については,本当にこれでうまくいくのかどうか難しい点はあると思いますが,提案発表なので,このくらいの主張があってもいいと感じました。
 研修の後は「二次会」もあり,楽しい半日を過ごすことができました。

 

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