四角形を「平行」の観点で学習していきます。前時の最後に,ドットをつないで四角形を作っていました。その中から私が「恣意的」に選んだ7つの図形を仲間分けしていきます。
 子どもたちの仲間分けをみていると,大体3種類でした。「先取り学習の影響」「見た目での判断」「平行に目をつけて」という感じです。
 話し合いで最初に取り上げたのは,「こちらにとって都合のよい分け方」つまり,平行の有無での分類です。この分け方の「意味」を全体でまず共有します。
 そのあと,それ以外の分け方について話し合っていきます。最初に,ねらいではない観点を出すと,収束に向かうための活動とはなりえません。都合のよいものを先に出しておいてから,多様な考え方で楽しみます。
 ある程度まで話し合った後は,正しい言葉に直して定義します。「1組」「2組」という言葉を指導し「台形」と「平行四辺形」を定義しました。
 そのあとは,前日に作った四角形の中で,偶然に台形や平行四辺形になっていたものを探し出します。子どもたちが作った形には,長方形や正方形も多く含まれていました。
 さらに教科書の練習題をした後,デジタル教科書にある,クイズ形式の練習題を行った終了しました。

 

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