前時に,円と中心角を使って正多角形を作図する方法を学習しました。しかしまだまだ技能的には不十分です。この日はその「徹底練習」をするということでスタートしました。
 正三角形から正九角形までを作図していきます。(正七角形は除く)A5の大きさに切った白紙の中に,直径10㎝(半径5㎝)の円をもとに作図していくことを統一します。さらにできた正多角形は,全ての辺が同じ長さ,になっているはずですが,実際にはそううまくいくものではありません。作図の後,全部の辺の長さを調べて記していき,だんだん精度を上げていこうとはっぱをかけます。
 全体での作業に入る前に「正六角形」の特殊な作図方法は紹介しておきます。コンパスを使って作図する方法です。デジタル教科書の動画などを利用してその方法を押さえてしまいます。パターンブロックで正三角形を組み合わせて正六角形を作った経験が生きてきます。
 この時間は,この作業をひたすら続けていきます。正九角形までできた児童は,精度の低かった多角形の作図にもう一度リベンジしてもらいました。いくつかの正多角形の辺の長さが実測でたくさん分かりました。このデータが,次の時間の布石になっているのです。

 

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