リフレッシュ研修2本目は,2年生の「くらしの中の形」です。「三角形と四角形」の単元の活用でしょう。
 子どもたちは,身の回りにあるものから「長方形」「正方形」「直角三角形」の形をしたものをタブレットで撮影しています。それらを順に全体画面にうつしながら気づいたことを発表していく形です。まさに「今風」の授業でした。
 子どもたちが発表するのはほとんどが「長方形」です。これは身の回りのものがほとんど長方形になっているということでしょう。自分の撮ってきた写真を見せながら,その形がどうして長方形なのかを発表します。
 右のようなものですが,子どもらしい考え方です。直角三角形はともかく,正方形と長方形を比較する場合,長方形の「短辺」が正方形の1辺になるという認識のようです。そのため「小さすぎる」というような取り上げ方がほとんどでした。
 終盤に授業者の方からの指導が入り,長い辺になる場合もあることが確認されました。その場合で一番わかりやすかったのは「ピアノの鍵盤」で,従来の鍵盤の「短辺」に合わせると小さすぎで引きにくく,長い辺に合わせると大きすぎてこれまた引きにくくなります。だからあの形だというのは納得できました。
 物の形がなぜそれなのかは面白いとは思いますが「マンホールが円」などとは違い,算数としての要素はほとんど見つけられません。実際には,縦・横のいずれかに制限があり(バスは,車線の幅に合わせる。など)それに対してもう1方が決められていくわけです。このことと算数の授業の関係についてはよく分かりませんでした。
 都合で研究会には参加できなかったのですが,現代的機器を使いこなす子どもたちは本当にすごいと思いました。ありがとうございました。

 

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