前時に「速さ」について導入したので,まずは指導すべきことを指導してしまいます。「分速」で導入しましたが,一般的によく使われるのは「時速」です。すると「秒速もあるはず」という声が上がるのでそれをまとめておきます。
 ここから「速さ」を求める練習をしていきます。一般的には「第1用法」を指導する時間ですが,私は単位を混在させます。「時速限定」の問題として,「四ます関係表」にまとめて考えると,かけ算になったりわり算になったりする問題を混ぜています。先取り学習をしていた児童がいれば戸惑ったかもしれませんが,逆に概念砕きになったかもしれません。
 「分速」になっても同様です。4問出題して,かけ算とわり算になるものが2問ずつ。どちらの演算になるかは,四ます関係表をかいて,自分で判断しなければなりません。このあたりは「時速」と同じです。
「同じような考え方なので,秒速は1問だけにしておきます。」
と言って出題します。秒速だけは下位単位がないので,割り算一択です。
 こうして,ここまでで9問の問題の「速さ」を求めました。かけ算だったりわり算だったりすることを経験できました。このことを「四ます図をかいて考える」と一般化しておきました。
 そのあとは,3つの速さが混在する問題をし,教科書の1問を練習して終了しました。

 

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