前時の,割合の和や差を使った「第2用法」の問題を復習します。欠席していた児童もいたので確認のために行ったのですが,それでもこの日の正答率は「59%」でした。なかなか手ごわい問題です。それでも前時は「7%」だったのでよくはなっています。また正解している児童のほとんどが「0.8倍」と割合の差を利用していますが,まだ値引き額を求めて引く方法をとる者が2名いました。この段階ではそれで構わないとします。
ここから本時の問題に進めます。板書・視写します。割合の差を使った「第3用法」の問題です。「自力解決」として式・答えと線分図・関係図をかかせます。この問題の最終正答率は「53%」でした。まずまずといったところでしょうか。
線分図を使って「1」にあたるものを正しく表現し,それを「関係図」に整理することでまとめていきます。「関係図」ができればそれほど苦労はありません。
ここで「確かめ算」を確認します。第2用法を使うと確かめをすることができます。また,このタイプの問題を解決するためには,「割合の差」を利用した方法でしか解決できません。そのため,先の第2用法の問題も,できるだけ割合の和や差を使うことを奨励しておきます。
ここで有名な「洗剤問題」を取り扱います。「有名な問題」として拡大コピーしたもので出題します。この問題はもう7~8年位前に「全国学力・学習状況調査」に出されたもので,正答率「13%」が話題になりましした。「そのことに関する話題はこちら」
「自力解決」させると,やはり苦労しています。典型的な誤りである「384ml.」が多数見られます。最終的な正答率は「18%」だったので,ほとんど全国平均と変わりません。
正解への考え方と,典型的な間違いのどこがおかしいのかを確認しました。「1」の場所を間違えることで起こる結果です。そのためには,線分図などで確実に「1」をとらえなければならないことが身に沁みなければならないでしょう。
この後教科書の練習題をして終了しました。