先日の土曜日に1学期最後の「算数を学ぶ会」を行いました。参加者は4名とアットホームで,気軽に算数の授業について話し合われました。
 最初は2年生の「千までの数」です。子どもたちの活動の様子や板書などをきちんとタブレットに保存していて,授業の様子がとてもよく分かる実践報告でした。250程度の数を数える活動で,数える対象は「ドミノ」でした。ドミノは重ねると「高さ」をそろえることで10の束がはっきりしてきます。(数え間違いが分かる)さらに10の束を10個まとめるときも「直方体」なので結束がよく見えます。こうして作られた「百の束」「十の束」「バラ」がそのまま数の構成にっています。
 さらにその構成を「位の部屋」に置き換えていくことで「空位の0」などの指導が分かりやすくなります。「位の部屋」は,実際の束と数字の間に「おはじき」などに置き換えることで「部屋」という場所で大きさを表していく,という考え方がよく見えるようになるでしょう。
 3年生では「時間と時刻」の指導順序はどうするべきかが話し合われました。時刻と時刻に挟まれた「時間」を求める問題がやはり難しいようです。
 この日は,特に研究授業や発表のあたっている先生がいなかったので,日常の実践からの検討ができたことはよかったと思いました。

 

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