「今日は,小数×小数の筆算の練習をするよ。」
と言いながらスタートしました。短冊黒板に書かれた5問を並べて取り組ませます。この5問はどれも「かけられる数が2.5」になっています。かける数の方はそれぞれ違うので子どもたちが取り組んでいくと,
「みんな整数になる。」
という呟きが起こっています。この5つの計算は,どれも小数のかけ算なのに答えが整数になるのです。しかも答えの数字が並んでいるように見えます。
 そこで並べ替えてみると,答えが「5」になるものが見当たりません。すると,
「0.4ずつ増えているからそこは2.5×2だよ。」
という,かける数の「変化」に目を付けた児童が出てきました。さらに,「9」や「2」「1」になるものも加えていき,きれいな数字の並びができた時,
「比例になっている。」
という声も上がりました。調べてみると,かける数が2倍や3倍になると,積も2倍や3倍になっています。比例になっていることが分かりました。
 同じようなことを「3.7×□.□」でもやってみます。積はどれも「ぞろ目」になります。それだけでなく,やはり答えの数字が規則正しく並んでいて,比例関係があることも分かりました。
 ここまで,筆算練習をしながら,数字の並びで楽しむ活動が25分間続きました。残り20分間は,教科書の練習題を使ってさらに練習です。例によって,答えは全て小黒板に示し,計算するたびに答え合わせをしながら進めていきます。この1時間に何十題もの計算練習ができました。無味乾燥なものならばそんなに集中できないでしょう。練習にも強弱が必要です。

 

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