「裏テスト」はずっと続けています。単元末テスト等の裏に,その単元で学習したことを使って答える「B問題」的なものを自作して出題しています。
 今回は「比例と反比例」の単元のテストで使用したものです。「うさぎと亀」の実践を生かして,グラフを使って解決する問題です。
 授業の時と違うのは「サル」や「キジ」を登場させているところです。何か途中で話が変わっているようなのですが,いろんなタイプがある方が面白いでしょう。
 グラフを正しくかくと,右のようになります。ウサギのように「休む」タイプと,亀のように一定の速度を保つタイプ,犬のように途中で速さが変わるタイプとに多様な変化があります。最後に登場する「キジ」が結局一番最後にスタートして1位になるというのも面白い展開にしたつもりです。
 そのほかに「読み取り」の問題もあります。単純に,
「亀がウサギに追いついたのは何時でしょう。」
ではなく,ストーリーと関連させながら設問するほうがリアルだし,国語的な意味理解とも共通するでしょう。


 最後に「問題づくり」も行っています。グラフにレースの様子をかいてから,それに合うように問題文を作っている児童がほとんどです。
 表のテストは「知識・技能」を問うものばかりですが,裏は「遊び心」いっぱいのこのような問題で「数学的な考え方」を駆使してほしいと思っています。

 

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