度数分布表やヒストグラムの基本的な「読み取り方」について学習します。まず度数分布表を使って,1つずつ設問していきます。最初は基本的なことばかりで,表を見ればわかることばかりです。
3番からは,度数分布表の意味が分かっていなかければ答えることはできません。上から6番目ということは,階級ごとの度数を足していって,あてはまる階級を見つける必要があります。
最後に,5年生で学習したことも利用しなければならない「百分率」の問題に進めました。必要な数量である「4名」を見つけ,計算に必要な全員の数「29」を使って計算で求めることになります。6年生なので,このような「複合問題」は機会あるごとに取り入れてやります。
ヒストグラムを使って同様の活動を行います。最頻値は,一番多い階級の「真ん中」のところの数字にします。「階級値」を利用しています。
最後に百分率を使う複合問題を入れた後,
「このヒストグラムの平均はいくらかな。」
という問題を入れておきました。なんとなく直感で「このあたりだろう。」ということでいいと思うのですが,このような「あいまい」な問題になると動けない子どもも何人かいます。
詳しく知りたい児童には,階級値を使って計算で求める方法にも触れておきました。この方法は5年生の「平均」で学習した「部分の平均から全体の平均を求める」問題と同じ考え方になっています。
そんなことも押さえ,この時間は終了しました。