「二桁のかけ算」最後の時間は,筆算練習から入ります。いつものように小黒板を使って5問単位で出題です。一枚に多くの「型」の問題を入れて,スピードに関係なく一通りの練習ができるようになっています。
 授業開始から約20分ほどのところで,全部できた者もいます。そんな児童は,自分で問題を作って電卓で答え合わせをします。
 これを続けるだけなら単なる練習です。それでもいいのですが,最後なので少しは楽しく学習しなければなりません。そこで,「西暦2021年」を使って遊んでみることにしました。
 □□×□□=2021になるものを見つける問題です。今年の「年始の挨拶」でも使わせていただいたものです。「その記事はこちら」
 子どもたちは試行錯誤しながら考えていきますが,あてずっぽうというわけではありません。先に失敗した数字を少しずつ変えて,できるだけ近づくようにしようという意図が感じられます。
 また,一の位が「1」になることに着目し,九九の中の「7×3」を利用しようとしている児童もいました。(実際には9×9もある)それぞれ何か「考え」を持って進めていることが分かります。
 最後に一人の児童が正解を見つけてくれました。出ないようなら私の方からヒントとして,
「ウシ×ウマ=2021」
という覆面算を示し,十の位が同じになることを見せようと思っていたの照すが,必要ありませんでした。
 これでこの単元は終了です。

 

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