前時に「正の字」をかいてデータ数を調べる練習をしました。一人欠席していたのでその児童のデータを加えてもう一度前回の復習をして,表を完成させました。このときに使ったカードを黒板に貼っていきます。これは1年生の時に行った「誕生日調べ」と同じことです。この並べたカードの縁をなぞった後カードをはずすと「棒」が浮かび上がってきます。これで棒グラフが導入できました。
 まず用語「グラフ」「ぼうグラフ」を指導します。その後は,モニターを使って進めます。最初に「表」を見せてそれを棒グラフに置き換えたものを提示します。まずこのときの数字を読む練習をします。このときのクララは,縦軸に1~10までが全て書かれているので簡単です。
 「グラフを進化させるよ。」
といって棒グラフの縦軸の数字が「0,5,10」だけになりました。これでもそれぞれのデータ数は読みとれます。さらに「進化」させると,
「左からデータ数の大きい順に並び変わり」ました。その意味を確認して「約束」とします。さらに別のグラフを見せると「その他」という項目があり,先の約束の順になっていないことに気づかせます。しかし「その他」にはいろんな種類のデータが含まれていることから,大きくても最後にかく,ということを約束にしました。
 グラフはモニターに映していますが,子どもたちの手元にもプリントして渡しています。それぞれの項目の「データ数」をグラフに書き込ませていきます。その中に「横タイプの棒グラフ」を入れたり,横軸が「曜日」になっているものを入れたりしています。曜日の場合「大きい順」になっていませんが,この順序を変えると流れがつかみにくくなるという「例外」も指導しておきます。
 数字を読み取って「考える」活動も入れます。
「3番目に多いのは何曜日ですか。」
「水曜日と木曜日を合わせた数と,月曜日はどちらが大きいですか。」
「水曜日の2倍になっているのは何曜日ですか。」
等,読み取った数字を使って考える問題をしながら,グラフの読みを進めていきました。

 

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