「図を使って考えよう」の第2時です。左のような「3要素2段階加法の逆思考」の問題です。問題文を板書・視写します。この問題板書の「行変え」は意識してやっています。1行ずつで「線分図のかき順」になるようにしているのです。
 わずかな「自力解決」の時間ですが,やはり間違っている児童もいます。また,出題してすぐに気づいたのですが,途中計算で使う数字が,そのまま正解の数字になってしまうのです。こんなことは事前に配慮しなければならないことで大反省です。
 案の定,途中の値段の和をそのまま「答え」にしてしまっている児童がいました。失敗ではありますが,逆にそのことを追求する活動は可能です。
 たくさんの「式」が出てきました。どれも40円になっています。正解を確認した後「線分図」を問題文のかき順にしたがってかいていきます。できあがった線分図のどの部分が答えになるのかを確認した後,
「この部分が答えならば,おかしいと思う式はありませんか。」
という発問を出しました。本当は発問なしで出てきてほしい言葉なのですが,まだこの段階では出てきません。発問があればもちろん気づくことはできます。ただしその理由としては,
「80から引かなくちゃいけない。」
など,正しい答えに導くための説明ばかりです。そこで,
「じゃあ,10+30の40を表す部分はこの線分図の中にはないんだね。」
と,かなり直接的な「促言」を出しました。ところがこの促言に対して,
「そう。ない。」
という児童ばかりなのです。どうも「答えを求めること」ばかりに意識があり,「どこまでできているか」や「それはここの部分のこと」など,「答え」と関係ない部分には目がいかないようなのです。最後の手段に出ます。
「この線分図の中に,40を表す部分があります。さがしなさい。」
絶対に言ってはならない言葉であるのは分かっていますが,先へ進まないのでやむを得ないのです。考えてみると,かなり難しい内容を含んでいる上に,授業開きからまだ1週間なのです。こんなものかもしれません。この子どもたちがどのように変わっていくかを1年間かけてみていきたいと思います。

 

 

にほんブログ村 教育ブログ 算数・数学科教育へ
にほんブログ村