2学期最後の授業は,年末を控えて初詣の折りに行う「占い」を先取りでやることにしました。もちろん算数の時間なので計算を使った占いです。
 「自由に3桁の数を作りましょう。」
と投げかけました。自由と言っても,
「同じ数字は使わないようにしよう。」
「0は使わないようにしよう。」
と,ある程度の条件は入れておきました。
「この3桁を2回繰り返して6桁の数(おみくじ数と名づけた)を作り,それを7で割りましょう。その時の余りによって運勢が決まります。」
と言って計算させます。すると全員が「余り0」の「大吉」になりました。もちろん計算間違いをしている児童もいるのでみんなで協力して計算していきます。
 先の計算で出てきた「商」を新たに「ラッキー数」と名づけ,次の占いをします。今度は西洋で「不吉な数」と言われる「13」でラッキー数を割ります。このときの余りになった「月」に不運が起こる,という設定です。
 すると全員が「0」になりました。0月というのはありませんので,「不運は起こらない」ということになります。13で割るようになるとなかなかできない児童もいるのですが,友達同士で教え合いながら「余り0」という計算結果を導き出しました。
 その時の「商」を今度も「友達数」と名づけ,それを11で割ります。今回は,余りの数だけ友達を失う,という設定です。
 しかし今回も全員が「余り0」となり,友達を失うことはありませんでした。これで全員が,
「来年は,不運なし,友達減らず,大吉な1年」
になることが分かりました。
 この後は,条件を無くし「同じ数」や「0」を使ってもいいことにしてもう一度計算させましたが,同様の結果となりました。子どもたちは安心して冬休みを迎えることかできました。

 

 

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