昨日から新年度がスタートしています。今年は4年生の担任として1年間過ごすことができます。2クラスあるので19人と少ない人数になっています。それでも元気いっぱいの子どもたちで,1年間楽しく授業ができそうです。
イメージ 1 今年も「学級通信」を100号出していきます。今年の名前は「ネイピア」にしました。これは,スコットランドの数学者の名前をとっています。ネイピアは「対数」の概念を確立させたことで有名で,「自然対数e」は一般的に「ネイピア数」と呼ばれています。
 そんな難しい数学のことは私には分かりませんが,ネイピアには有名な名言があります。それは,
「巨大な数のかけ算,わり算ほど骨の折れる仕事はない。私はこの苦痛を取り除く方法を発明した。」
で,これが「対数」を生み出すきっかけになっています。対数は,かけ算を足し算に,割り算を引き算に変える働きがあります。そのきっかけが「計算の苦痛」だったのです。今の子どもたちも,「算数は計算が大切」と思っていることが多いのですが,本当にそれで面白いのでしょうか。形式的な作業の繰り返しは苦痛でしかありません。何とかして「楽をしよう。」という発想が数学を発展させているのです。
 そんなことのほんの一部でも感じられる算数授業をしたいという思いからこのネーミングにしてみました。1年間またがんばりたいと思います。