
最初,形を見せただけで3人の児童に,
「点と点をつないで2つを分けてください。」
というと,見事に同じ形になる切り方を示してくれました。これは過去の実践でも全く同じで,子どもというのは本来,そんな切り方をしたいものなのでしょう。その思いに培って課題設定をしました。


さて,これまではここから次の展開に入っていたのですが,今年は,

を行いました。先に確かめた5組の合同計10枚の図形をバラバラに並べ,何秒でペアを見つけられるのかを競います。「重ねる」という操作をしっかりさせたいために取り入れてみました。

「こっちはあかんやろ。」
と見抜く子どもがいました。そこで全員で確かめてみることにしました。しかし風で小さく切った紙が飛んでしまうこともあり,どの三角形とどの三角形が考察の対象なのかが分からなくなることが間々ありました。
時間はかかりましたが,どうやら合同にはなっていないことが分かったようです。詳しいことは次時になりますが,合同の導入なので,合同じゃないものは当然見せておかなくちゃなりません。