イメージ 1 前時の「サイコロ問題」の復習から入ります。4が多いと思っていたら6の方が多かったことを,「ポンポンポン」で確認します。さらに,「宿題」で課していた2が4つあるサイコロでも確かめます。「ポンポンポン」という言葉の響きがとてもよく,子どもたちの中に定着していることが感じられます。
イメージ 2「じゃあ,今日もポンポンやって,全部を数えていくよ。」
と「めあて」を示し,問題文を板書・視写しました。4つのチームで総当たりをする「組み合わせ」から入っています。私はこれまで「順列」から入っていたのですが,今回は教科書通り(啓林館)の順にやることにしました。4チームはプロ野球のチーム名です。(ヤクルトスワローズが昔ヤクルトアトムズと言っていたのなどほとんどの人が知らないんでしょうね。)自力解決は3分ほど。これでほとんどの人が何らかの形で解決できています。
イメージ 3 書画カメラを使って提示しながら話し合います。最初に示したのは「頭文字」をとって書いていますが,順番はバラバラのものです。頭文字だけで意味が分かるかどうか尋ねると,「分かる」というので,一人の児童を黒板の前に出し,
「先生が読み上げるので,どことどこの対戦なのかを手で示してください。」
と,ここでも手の動きを見せていきます。
 二人目は,順序よく調べていますが,チーム名は全部書き上げています。これも一人の児童に操作させ,
「手の動きはどこが違っていたかな。」
と尋ねることで,「ポンポン」が使われていたことを確認します。取り上げた2人のものから,
「頭文字を使う。」「ノートに書くときもポンポンしよう。」
というこの時間に大切な2つのことをまとめることができました。
イメージ 4 適用題は,おやつ5種類から2種類を選ぶ問題です。頭文字を英語でとると,「ABCDE」となるようにしています。ここでも「ポンポン」と書き出させ,それを板書にのせながら,
「ポンポンすることの意味は,一つを決めて調べていくこと。」
という洗練された表現に高めていきました。
 こうして「一つを固定して考える」という「大切なこと」が「手の動き」「ポンポンという言葉の響き」を伴ってイメージできたのではないかと考えています。