職員室に帰ると私の机の上にダンボールが置かれていました。何かと思って中を開けてみると,「全国学力・学習状況調査報告書」が入っていました。私はもう長い間学校の「学力向上担当」になっているので慣れっこになっているのですが,他の先生方にとってはどうなのでしょうか。毎年「回覧」はするようにしているのですが,記憶のどこかに残っているのでしょうか。
このブログでは,新聞報道の時も少し綴りましたので,それらも含めて今回の報告書を見てみたいと思います。今日はA問題のうちの一問です。
「商分数」の問題です。単純な「5÷9」の答えを分数で表す問題です。正答率が69%ということで,「難がある」と評価されています。商分数は,意味を考える授業はとても難しい場面です。(小学校の3大難関場面といってもいいでしょう。[])惟,学習後の「技能」としては子どもたちは「簡単。」と言います。形式的に「覚えている」だけであればこれほど簡単な解答はないでしょう。しかし時がたつと忘れてしまいます。
誤答例の中に「55/100や56/100」があります。これは「小数」で計算した後,それを分数に直したということでしょう。子どもというのは,「式」を示されると小数表現からどうしても抜け出せない子どもが6年生でもたくさんいます。進級直後の6年生ならなおさらでしょう。この傾向は中学でも同じなのかもしれません。
また,分子と分母が逆になっている児童がいるのは「量感」や「割合の考え」などに大きな問題点があると言えます。形式で覚えている児童のミスもここに含まれるかもしれません。やはりこの問題は「難問」といってよいでしょう。
ただ,この問題の「経年比較」として,平成20年の「2÷3」と比べ,4%下がっている,と述べられているのは「本当かなあ。」と思ってしまいました。数字が変わっています。おそらく日本全国の多くの教室で「2÷3」で商分数が学習されたことでしょう。5÷9とは目に触れる頻度に大きな違いがあるのではないでしょうか。
これらは類似問題ではありますが,やはり微妙な違いがあるでしょう。以前に綴ったように,経年比較をする場合は,全く同一問題でやるべきで,そのためには「問題の一部非公開」[]をするべきだと思います。そして悉皆ではなく,抽出で十分だと思ってしまいます。
このブログでは,新聞報道の時も少し綴りましたので,それらも含めて今回の報告書を見てみたいと思います。今日はA問題のうちの一問です。
「商分数」の問題です。単純な「5÷9」の答えを分数で表す問題です。正答率が69%ということで,「難がある」と評価されています。商分数は,意味を考える授業はとても難しい場面です。(小学校の3大難関場面といってもいいでしょう。[])惟,学習後の「技能」としては子どもたちは「簡単。」と言います。形式的に「覚えている」だけであればこれほど簡単な解答はないでしょう。しかし時がたつと忘れてしまいます。誤答例の中に「55/100や56/100」があります。これは「小数」で計算した後,それを分数に直したということでしょう。子どもというのは,「式」を示されると小数表現からどうしても抜け出せない子どもが6年生でもたくさんいます。進級直後の6年生ならなおさらでしょう。この傾向は中学でも同じなのかもしれません。
また,分子と分母が逆になっている児童がいるのは「量感」や「割合の考え」などに大きな問題点があると言えます。形式で覚えている児童のミスもここに含まれるかもしれません。やはりこの問題は「難問」といってよいでしょう。
ただ,この問題の「経年比較」として,平成20年の「2÷3」と比べ,4%下がっている,と述べられているのは「本当かなあ。」と思ってしまいました。数字が変わっています。おそらく日本全国の多くの教室で「2÷3」で商分数が学習されたことでしょう。5÷9とは目に触れる頻度に大きな違いがあるのではないでしょうか。これらは類似問題ではありますが,やはり微妙な違いがあるでしょう。以前に綴ったように,経年比較をする場合は,全く同一問題でやるべきで,そのためには「問題の一部非公開」[]をするべきだと思います。そして悉皆ではなく,抽出で十分だと思ってしまいます。
