イメージ 1 授業の最初にいきなり「めあて」を出します。
「今日は十字(四マス関係表)を使って速さの問題をやろう。」
と言いながら,いきなり5問の基本問題を提示しました。この日の授業のねらいは「速さの3用法」を並列で扱いながら,それぞれの解決方法を考えることです。一般的には,「今日は速さを考える時間」「今日は道のりを考える時間」とやるのが教科書通りです。でもそれだと「考えない子」を作ってしまうので,全部を並列で示します。
イメージ 2 この問題は全て基本問題ですので,素直に四マス関係表を使って解決できます。(使わなくてもできる児童が半数以上いるはずです。)まずは基本を押さえます。このとき,四マス関係表のかき方のチェック(問題文に示された数字を使い,速さの中に隠れている単位量の1を書くこと)をします。さらにそれぞれの数字の関係を倍関係と比例関係を使って考えます。そうして「立式」ができていくことを押さえました。なお,割り算の場面を分数を使ってかけ算にしている児童もいたので取り上げておきます。
イメージ 3 追加問題を3問示します。3用法を一つずつですが,素直に解決するならば,公式とは逆の演算になるようにしています。また「時間」を求める問題は,答えの時間が小数になる問題にしています。その解釈についても確認しました。ここまでで8問考えました。
イメージ 4 この8問を,求められていることを観点に分類します。「速さ」を求めようとしている問題が2問,「道のりを求めているのが3問」です。この2種類は,同じようなものを求めているにもかかわらず,演算がかけ算だったり割り算だったりしています。最後の「時間」を求める問題は,どうしても割り算しか出てきません。
 このように問題を分類し,
「同じような問題でも,かけ算だったり割り算だったりするので,十字をかいてよく考えるようにしようね。」
とまとめました。いわゆる「公式」は授業の中では全く扱いません。
イメージ 5 最後に教科書の練習問題で習熟を図ります。10問以上あるのですが,十字をかいて考えていきました。この1時間でかなりの問題数をこなしました。しかし「公式」は教科書には書かれていますが,全く触れずに進みました。私なりの「形式との戦い」であり,イメージする力を付けるための授業構成です。