今年も日本人のノーベル賞受賞に沸いています。大変素晴らしいことで,日本が誇れる分野ではないでしょうか。その方達が述べられる一言一言に,今の教育の問題点が描き出されるように気がして参考になります。
さて,先日は日本人以外のノーベル賞受賞に関して,左のような「見出し」を見つけました。ノーベル物理学賞を受賞したアメリカの研究者が「数学」を利用して説明したということです。このこと自体特に珍しいことではないでしょう。物理学という分野で数学が使われていないことの方が希有ではないでしょうか。(ちなみにノーベル賞の中に「数学賞」がないことに関しては諸説あるようです。)
そこで記事を読んでいると,その中に「トポロジー」という言葉が登場していました。数学の中の一分野であるこのことが記事に紹介されるのは珍しいといえるでしょう。
トポロジーは日本語では「位相幾何学」と訳されることが多いでしょう。元々私の学級通信の題としてきたオイラーhttp://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/38617239.htmlやガウスhttp://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/34783616.htmlがその研究の基礎を気づき,フランスのポアンカレが確立したと言われています。ポアンカレは数学者であると同時に物理学者でもあるのでこの時代から共通点があったと言えます。有名な,
「数学はいろいろと異なるものに同じ名称を与える芸術である」
という言葉があります。http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/31976722.html
今から10年ほど前の夏休みに「希望研修」で,大学で開催されていた「トポロジー入門」という講義に参加したことはあるのですが,その数学的内容については私にはちんぷんかんぷんです。私自身の理解としては,「地下鉄の路線図」などが駅にありますが,あれは実際の地図の形ではなく,単に駅同士のつながりを表す図になっています。(山手線が円の形をしているはずがありませんが路線図では円になっている。)あのように位置関係だけを表した図のことを「位相図」というのですが,
「まあ,そんなことを追究する学問なんだろうなあ。」
というのが私の理解のレベルです。
さて,そんな難しい数学の内容ですが,小学校算数科と関係がないかというとそんなことはありません。私の過去の実践例からでも,
5年生「人文字」http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/37259949.html
6年生「ケーニヒベルグの橋(一筆書き)」http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/39306321.html
6年生「オイラーの多面体定理」http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/32746845.html
等があり,直接学習指導要領に示されているわけではありませんが,トピック教材の中にはよく登場する内容です。
そんな数学の一分野が,新聞の文章の中に出てきただけで私はとてもうれしいのです。ノーベル賞のおかげです。日本人のさらなる活躍を期待しています。


トポロジーは日本語では「位相幾何学」と訳されることが多いでしょう。元々私の学級通信の題としてきたオイラーhttp://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/38617239.htmlやガウスhttp://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/34783616.htmlがその研究の基礎を気づき,フランスのポアンカレが確立したと言われています。ポアンカレは数学者であると同時に物理学者でもあるのでこの時代から共通点があったと言えます。有名な,
「数学はいろいろと異なるものに同じ名称を与える芸術である」
という言葉があります。http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/31976722.html
今から10年ほど前の夏休みに「希望研修」で,大学で開催されていた「トポロジー入門」という講義に参加したことはあるのですが,その数学的内容については私にはちんぷんかんぷんです。私自身の理解としては,「地下鉄の路線図」などが駅にありますが,あれは実際の地図の形ではなく,単に駅同士のつながりを表す図になっています。(山手線が円の形をしているはずがありませんが路線図では円になっている。)あのように位置関係だけを表した図のことを「位相図」というのですが,
「まあ,そんなことを追究する学問なんだろうなあ。」
というのが私の理解のレベルです。
さて,そんな難しい数学の内容ですが,小学校算数科と関係がないかというとそんなことはありません。私の過去の実践例からでも,
5年生「人文字」http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/37259949.html
6年生「ケーニヒベルグの橋(一筆書き)」http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/39306321.html
6年生「オイラーの多面体定理」http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/32746845.html
等があり,直接学習指導要領に示されているわけではありませんが,トピック教材の中にはよく登場する内容です。
そんな数学の一分野が,新聞の文章の中に出てきただけで私はとてもうれしいのです。ノーベル賞のおかげです。日本人のさらなる活躍を期待しています。