合同な三角形の作図を確かなものにします。技能中心ですから,早々に「作図に慣れよう。」という直接的なものを設定しました。この日はこれ以外には考えられません。
まず3問出題です。3つのそれぞれのかき方しかできない条件しか与えていません。与えられた条件を使って,それぞれをきちんとかいていく練習となります。
一通りできた段階で確認をします。子どもたちはどうしても「いらない線は消したい。」という気持ちになるようですが,作図に使った線は消さずに残すことが基本です。そこで「作図線」という言葉を与えて(こんな言葉があるのでしょうか。私は造語だと思っています。)線を残させるように指導しました。
さらに練習します。今度はテスト等でよくみられる「言葉」による図形提示です。一見すると形のイメージができない者もたくさんいます。実はそれらが全て同じことであるのを先の出題と合わせてみておきます。
子どもたちの作図をみていると,今まで余りできなかった者が急に手際よくできたり,その逆だったりと,やはり得手不得手があるようです。「答え合わせ」は透明シートに印刷したものを重ねて確かめます。わざと裏向きに印刷するなど「しかけ」はちりばめています。