イメージ 1 「資料の整理」の最後は「色々なグラフ」について学習します。まず,これまでに学習した「グラフ」を思い出させます。「柱状グラフ」「棒グラフ」゛折れ線グラフ」まではすぐに出たのですが,次が出てこないのです。「線上グラフ」等という新しいものまで登場しました。もちろん覚えている児童もいますので,出させ,
「みんな覚えてないなあ。」
と苦言を呈しました。その上で,
イメージ 2「今日は,これら以外のいろいろなグラフを読んでいきます。」
と言いながら,一つのグラフを見せました。このグラフは,1950年と2010年のの人口の年齢別の分布を表しています。部分を見ると,「5才から10才」などの区分があるので「柱状グラフみたい。」という声も上がりました。このうちの1950年のグラフを見ながら,
「みんなくらいの年齢の女子は何人くらいかな。」
等,いくつかの質問を出し答えさせていきました。
 次に2010年のグラフも見せ,
「さっきのグラフとの違いを発表してください。」
と投げかけました。
イメージ 3 子どもたちからは,
「お年寄りが増えた。」
「子どもが減った。」
等,きちんとデータから分かることを使って述べたり,「三角形と8角形」と,形の特徴を使って述べたりする者もいました。形の特徴を使うのは,グラフ化して初めて分かることですので大切にしたいものです。
 こうしていくつかの「分かったこと」が並びました。そして,
「このグラフは,人口ピラミットと言います。でもそんなグラフの名前を知っていることより,今のみんなみたいに,グラフからいろんなことを読めることの方が大切です。」
と,「グラフを読む」ことの意味と意義を話しました。用語として,グラフの名前を知っているか,知らないかは,そんなに大きな意味はないということを理解してほしかったのです。
イメージ 4 授業はこの後,「くも型グラフ(レーダーチャート)」「ダイヤグラム」など,特徴的なグラフから,状況を読み取る活動をして終了しました。ダイヤグラフなどは難しいのですが,とにかく与えられた情報の「標題」「説明」「数字」の意味を自分なりに捉えていこうとする態度を身につけてもらいたいと思っています。