イメージ 1 反比例について「さらに考え,グラフに表し」ていきます。反比例の場合,グラフをかくことは,学習指導要領では求めていません。あくまでも,反比例の性質理解を補助するための活動であり,技能の定着などを目指すものではありません。なお,平成元年告示の学習指導要領では「折れ線グラフで表す」と,不完全ではありますが,グラフをかくことを求める文言がありました。平成14年(いわゆる「ゆとり」)では,反比例そのものが中学校へ送られていました。
 300Lのお湯をはる場面で,1分間に入る水の量と時間の関係を「表・式・グラフ」に表しました。1分と2分の所を全体で確認した後,作業に入りました。式は2種類出てきますが,表を作るときに使ったのは「y=300÷x」であることを確認し,こちらがベターであることに触れました。
イメージ 2 ここから活動を2つ入れます。まず,
「みんなの家の風呂はどのくらいで入りますか。」
と尋ね,15分くらいということで,そのときの値を求めます。すると20Lになったので,水道の出る量はこんなものであることを確認しました。
 もう一つは,1Lと2Lの間,1.5Lの時の値を考えさせました。計算すると200分になります。しかしグラフを読み取ると,わずかにずれています。このように,ここでかいた反比例のグラフは,中間点が必ずしも一致しているわけではないことに触れました。ここまで,独立変数のxは,いつも1から順に整数値で進めていましたが,その間にも数値が存在することを確認しました。
イメージ 3 ここで,それを使って遊んでみました。xが,1,1.2,1.5,2と変化させる表です。しかし調べてみると,これもしっかり反比例になっています。そこで,0
と1の間を広げ,純小数の場合の値を求めさせていきました。その結果,いろんな数値が出てくるのですが,このときのxの値は,「ランドルト環」を使ったとき,すき間の幅と視力の関係になっているのです。
 これは,中学校の「課題学習」でよく使われる題材なのですが,こんな場面で少し遊んでみるのもいいかと思い,紹介してみました。授業はこの後,グラフを一つかいて終了しました。