イメージ 1 伴って変わる量を表現する「表」「式」「グラフ」を活用する授業です。いつもはその場で板書する問題を,この日は小黒板に書いてあるものを貼っていきました。子どもはいつも通り視写します。等速で歩いている場合の「時間」と「道のり」の関係を表していきます。
 子どもたちは,特に引っかかるところもなくやっていきます。「式」を一番にやっているものが半数強です。1名だけ「グラフ」からやっていましたが,残りは「表」からです。これまでずっと「表」からやっていたのですが,「速さ」は既習ですのでイメージができているのでしょう。
 なお,式表現で,「x×20=y」としているのを「y=x×20」と,yを前に出すことと,できれば「y=20×x」と,数字を前に出す方がベターなことは指導しました。
イメージ 2 3つの表現をそれぞれ黒板に示し,確認した後,
「それでは第2問です。」
といいながら,下の小黒板を取り替えました。それには「8分間で何m進みますか。」と書かれています。一瞬戸惑った子どもたちですが,すぐに鉛筆が動き始めました。前単元でかなりやった内容ですので問題ないようです。さらに第3問,として「180m進むのに何分かかりますか。」を示しても同様でした。
イメージ 3 「ねえみんな,ある人はこうやっていたストップしてたんだけど,この後どうしたらいいかなあ。」
と投げかけました。その児童は「y=   」と書いてどうやるか悩んでいたのです。すぐに,「20×8」という答えが返ってきました。そこで,どうしてその式にしたのかを考えたとき,
「y=20×xだから,そのxを8にした。」
という,代入的な考えを引き出しました。このように,「比例の式」を使って問題が解決できることを押さえます。
イメージ 4 「この問題の数字を整理しなさい。」
といきなり指示を出しました。子どもたちは「十字メモ」(四マス関係表)に整理していきます。これまでにやってきたことと同じです。これを「表」の中に埋め込んでいきます。するとこの十字表と同じ状態が作れます。また,それは単位量の所だけでなく,他の場所でもできることが分かってきます。つまり,これまで子どもたちが使ってきた「十字図」は,比例の表を使って解決していることと同じなのだということが分かってきました。
イメージ 5 「表や式でできました。グラフではできないかな。」
と尋ねると,
「伸ばしたらできる。」
という声はすぐに引き出せました。その考えを少しずつ広げ,グラフを読み取っていくことで問題解決ができることも分かりました。
 こうして,今までやってきた3つの「表現」を使って,それぞれの問題を解決することができるのです。こうして,教科書にある活動は全て網羅することができました。練習問題で確認しますが,子どもたちが戸惑ったのは,「三角形の1辺の長さxと周りの長さyの関係」です。このようなことのイメージがしにくいのが今の子どもたちのようです。具体例を示しながら意味を理解していきました。