今日は,本校の運動会です。6年生にとっては最後の運動会ですので,子どもたちは張り切っています。運動会の中にもいくつかの「算数」が見られます。
 6年生は「組み立てたいそう」をします。最近,その危険性が叫ばれていますが,本校では「ピラミッド」は3段までしかやりません。(今の子どもたちの,体のしなやかさなどを勘案すると,その程度ではないでしょうか。)
 ピラミッドは四角錐ですが,今は小学校では学習しないようになっています。以前は,立体としても学習しましたし,その「体積」が「1/3」になることも指導内容となっていました。立方体を3分割して「斜角錐」を作って説明する教具を作ったこともありました。
斜角錐はさすがに指導内容ではなかった(正角錐だけしか扱っていなかった)のですが,その体積が正角錐と同じになることを,工作用紙を重ね,中央に穴をあけて糸を通し,操作することで同じ体積に見える教具(カバリエリの定理)を作ったのは懐かしい思い出です。(この教具は,今は指導主事をしている仲間の先生が発案したものでした。)
 また「ピラミッドのお引っ越し」と題した授業がありました。いわゆる「ハノイの塔」の問題です。これも一番最初にこの教材で授業されたのが,本校に赴任したときの校長先生で,算数の大先輩に当たる方でした。fn=1+fn-1」という漸化式になる教材でした。
 同じ組み立て体操の中で「扇」という定番の技があります。3人で180度になる「扇形」を作りますので,体がちょうど45度の所で真っ直ぐになれば,きれいな扇と言えるでしょう。
 4年生は「台風の目」を行います。途中の旗を一回転し,折り返し地点のコーンを回って(180度)または他を一周して返りますので,合計900度回転します。回る方向を変えればいいのですが,もしいつも同じ方向に回転しているとすると,1.5mの棒を持って走る場合,一番内側の児童と外側の児童では,「3×3.14×2.5」で23.55mも余計に走らなければなりません。もっとも,一番内側の児童は,円の中心になって支えなければなりませんので,走行距離よりもパワーが求められます。
 1年生の「玉入れ」では,入った個数を数えていきます。1年生のこの時期,まだそんなに大きな数は習っていませんが,なぜか50個を超えて入っているのを数えています。また,放送係は「ひとつ,ふたつ…」と和語系数詞で数えていきますが,11からは突然「漢語系数詞」に変わります。まあこれは,日常生活でそうなっているからでしょうね。
 こんな目で運動会を見ている人はいないでしょう。今日一日,がんばってきたいと思います。