秋の研究会シーズンになりました。私は,今晩の夜行バスに乗って東京へ行く予定になっていますが,今週末から6週間連続で,県外の研究会に参加する予定です。(ただし,そのうちの1回は「算数を学ぶ会」ですので,県内に留まることになります。)
 学校教育は一年間営まれていますが,「研究会シーズン」と言われるのは主に4回くらいでしょうか。4,5月は新年度スタートしたばかりですので研究会はほとんど行われていません。少し落ち着いた5月末から6月にかけてが最初のシーズンで,一部の附属小学校が研究発表会を行っており,私も今年度2箇所参加してきました。
http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/38842212.html
http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/38813343.html
 次は,夏休み中で,こちらは単独の学校というのではなく,「民間教育団体」や「地域の算数部会」が主催したものになっています。夏休み中にもかかわらず,子どもたちを招集して,実際の授業が観られるのは本当にありがたいことで,関係者の努力に頭が下がる思いです。「日本数学教育学会」の全国大会も夏休みに行われています。今年度は,夏休み中に5つの研究会に参加し,夏休みだけで21本の授業を観ることができました。多くは「飛び込み授業」ですが,得られるものはたくさんあります。
 さらに「秋の研究会シーズン」です。運動会も終わり,一段落したこれからが盛んになります。附属小学校もありますが,公立の小学校の研究発表会は,この時期が一番多いと思われます。「学問の秋」と言われ,最も学習に適した時期だからでしょうか。ただ,公立の場合は「平日」に行われることが多いのでなかなか参加できません。もちろん例外http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/37283416.htmlもあり,私は今年も参加する予定にしています。私の勤務校は,「外国語活動」の文部省指定の研究会を11月に行う予定になっています。
 最後は,1月末から2月にかけてです。これは各地の附属小学校が中心となります。一年間の学習のまとめの時期ということもあり,充実した研究会になります。ただし,日程が重なることが多く,「あれも行きたい。これも行きたい。」と思いながら,選択する悩みもあります。
 算数に関して言えば,以前は「筑波系の研究会」以外は閑散とすることもあった(「総合的な学習の時間」に人をとられていた)のですが,最近はどこへ行っても,会場は満員になっていることが多くなりました。基幹学力である国語と算数に活気が出ることは,教育にとって好ましいことでしょう。
 またこれ以外に,冬休み中http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/38385940.htmlや春休み中http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/36553341.htmlなどにも研究会を開くところもあります。このような営みこそ,「日本の小学校教育」が誇れる姿だと思っています。私も取り残されないようがんばりたいと思っています。