「割り算」単元のテスト裏には,「計算の仕方を考える」問題を出題してみました。
イメージ 1 筆算の学習とは全く無縁の,計算の仕方を考えることそのものが活動の目的となったものです。授業でもしっかり学習時間を設定しました[]が,筆算を学習することでこのようなイメージが消えてしまうこともよくあります。また,本クラスでは出てこなかったアイデアもありますので,そのような問題を設定しました。(他社教科書のものを参考にさせてもらっています。)
イメージ 2 このタイプの問題は,学力調査B問題によく出題されるパターンで,「なぞり問題」と言われています。一つの問題に対する「手法」を示し,その手法を「違う問題に適用」する活動です。一般的にはこの種の問題は,比較的よくできていると言われています。このテストでは,いきなり3問が出されていますので,時間不足もあったかもしれません。
イメージ 3 まず,問題の意味を正しく理解する必要があります。「56÷4」で説明しなければならないのに,例題の48で説明してしまった児童が数人いました。また,例示の読みとりが十分ではなく,何か書こうとしているのですが,正しくなっていない者が数名です。
 できる児童はほぼ全部ちゃんとできます。逆に「無解答」がすごく多いのです。最初からあきらめているのか,十分に理解できないのか分かりません。これは一般的傾向と同じです。このような経験を少しずつ積んでおくことで,「無答」は減るかもしれません。しかし根本的には,授業の中で「書くこと」をしっかり取り入れておくことが大切でしょう。