

また,見つけた式を眺めてみると「数をひっくり返した」ものがあり,ペアになっていることも分かりました。(ただし,すんなりと出たわけではなく,「何かおもしろいことはないかな。」などと発問して発見されました。)

後の研究会ではかなり厳しい意見が述べられました。
「いくつできるか。」と聞いたのがまずい。
自分の担任クラスでどうしてこの授業なのか。
「7」を使った児童を取り上げたのはよくない。
などです。それぞれ納得させられる意見でした。この教材はとてもおもしろいのですが,「なぜ」の部分が小学校では説明できません。また,二桁の段階では,まだまだおもしろさへ流れるのは難しいのでしょう。私は3桁まで全部やってから「習熟の一貫としての反覆練習」と割り切ってやりました。本当はもっと突っ込みたいのですが,この授業を観て,ますます「難しい教材だなあ。」と思わされました。
子どもたちの素直な反応と,改めて教材を考えさせてくださった授業者に感謝したいと思います。
蛇足 久しぶりの東京で,おいしい江戸前寿司とお酒を堪能してきました。