夕食後,家族でテレビを見ていたとき,コマーシャルで,
「8,5,1,1を使って10を作る。」
という問題があり,それに悪戦苦闘しているシーンが流れてきました。すると娘が,
「はいはい,父さん,がんばって考えてみて。」
と,広告の裏に4つの数字をメモして私に手渡しました。妻も、
「それくらい簡単でしょ。」
と言い、けしたてています。
「おまえがやれよ。」
と思いながら,4つの数字を眺めていました。(結構酔っているんですけど…)
まず考えたのは,10を作るためにはどんな計算をすればよいかということです。示された数字を使ってできそうな数の中で,組み合わせを考えてみたのですが,足し算・引き算ではどうもうまくいきません。
そこで,乗除も考えてみることにしました。大体,右の3つくらいが頭をよぎったのですが,これも作ることができません。このような計算を考える教具に「ジャマイカ」というものがあります。http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/36587459.htmlこの問題を考えるときのポイントは,最終到達地点の数字に至る,最後の計算を考えることです。さらに,そのような活動の教育的意義は,
「最終到達地点の数(この場合は10)を多様に見ることになっている」
ことで,このような経験を豊富に積むことで「数感覚」が養われてしくと思われます。(10をいろいろな数の,和・差・積・商と見ている)
さて,この問題はかなり難しいようです。私は,ジャマイカの経験を多く持っていますので,このような難問は,小数や分数にすることを考えるとうまくいくことが多いようです。そこで,小数でも考えてみることにしました。そして最後に思いついた「8÷0.8」を思いついたときに,
「これだ。」
と見つけることができ,広告の裏に書いて,家族に見せてやりました。それを見た息子(高校1年生)は,
「ええと,4/5になって…,ああ10になってるね。」
と言ってくれました。心の中で,「別に分数にしなくてもいいのに。」と思いながら父親の威厳を見せていたのですが,妻と娘は,テレビに夢中になって,「あっ,そう。」と言って終わってしまいました。
「せっかく考えたのに。」
と,腹立たしく感じながらも,実は左のような「誤魔化し」で終わってやろう,と思った瞬間があったことをカミングアウトしておきます。うちの夜はこうして更けていきました。
「8,5,1,1を使って10を作る。」
という問題があり,それに悪戦苦闘しているシーンが流れてきました。すると娘が,

と,広告の裏に4つの数字をメモして私に手渡しました。妻も、
「それくらい簡単でしょ。」
と言い、けしたてています。
「おまえがやれよ。」
と思いながら,4つの数字を眺めていました。(結構酔っているんですけど…)


「最終到達地点の数(この場合は10)を多様に見ることになっている」
ことで,このような経験を豊富に積むことで「数感覚」が養われてしくと思われます。(10をいろいろな数の,和・差・積・商と見ている)


と見つけることができ,広告の裏に書いて,家族に見せてやりました。それを見た息子(高校1年生)は,
「ええと,4/5になって…,ああ10になってるね。」
と言ってくれました。心の中で,「別に分数にしなくてもいいのに。」と思いながら父親の威厳を見せていたのですが,妻と娘は,テレビに夢中になって,「あっ,そう。」と言って終わってしまいました。

と,腹立たしく感じながらも,実は左のような「誤魔化し」で終わってやろう,と思った瞬間があったことをカミングアウトしておきます。うちの夜はこうして更けていきました。