秤(上皿自動ばかり)を使って,いろんなものの重さを測定していきます。
まず,前時に測定した結果をいくつか発表させました。すると1kgを越えるものは,ある児童の「お道具箱」だけで,ほとんどのものが1kg未満でした。そこで,
「じゃあ,今日は1kgを越えるものを探してみよう。ただし,秤は2kgまでしか測れないから,それ以下のもので何かあるかな。」
と,課題設定してみました。
ところが子どもたちに予想させてみると,とんでもなく軽いものが出てきました。例えば,教室で使っている「かご」は百均で買ったものなのですが,200g程度しかありません。それを1kg越えていると判断しているのです。まだこの段階では,いろんなものを測定した経験がありませんので,仕方ないでしょう。また「ジャンバー」のような,かさがあるものの重さはなかなかイメージできないことも分かりました。
結局,実際に測定してみると,
「以外と軽いんだなあ。」
というものがほとんどで,1kgを越えたのは,一部児童の水筒と,パターンでロックを入れたバケツくらいのものでした。
そこでこの結果を受けて,もう一度予想し直すことにしました。今度は「習字セット」「ランドセル」「鍵盤」など,今回の条件に当てはまるものをたくさん見つけてきました。実際にはかるとちょうど1kgと2kgの間になりました。量感の精度が少しずつ高まってきたようです。重さは「見かけ」では判断できません。実際に手に持って「感じる」必要があります。できるだけ多くのものを「手に持って測った」経験を積ませ,体に感覚を覚えさせることが「質の高い測定」と言えるでしょう。


と,課題設定してみました。
ところが子どもたちに予想させてみると,とんでもなく軽いものが出てきました。例えば,教室で使っている「かご」は百均で買ったものなのですが,200g程度しかありません。それを1kg越えていると判断しているのです。まだこの段階では,いろんなものを測定した経験がありませんので,仕方ないでしょう。また「ジャンバー」のような,かさがあるものの重さはなかなかイメージできないことも分かりました。
結局,実際に測定してみると,
「以外と軽いんだなあ。」
というものがほとんどで,1kgを越えたのは,一部児童の水筒と,パターンでロックを入れたバケツくらいのものでした。
