先週の金曜日に「算数教育県大会」が行われました。ここで,当地の研究大会の仕組みについて説明しておきたいと思います。
 「小学校教育研究会」という組織があります。これは,すべての教科・領域の研究組織の連合体です。「国語・書写・社会・算数・理科・生活科・音楽・図工・体育・家庭科・特別活動・道徳・総合・外国語」の14の部会です。これ以外に「食育」「情報教育」などの「教科外」部会もあります。これらの教科が,部会ごとに研究大会を開いていると,シーズンである11月(秋は私たちの世界では,研究シーズンです)になると,毎日のように開催され,各学校においては,毎日誰かが出張に出ている,という状況になってしまいます。(もっともそれでなくてもたいがい誰かが出張していますが)そこで,先輩の先生方が苦労されて教育委員会に申し出て,2年に一度,「県下一斉臨時休校」にして「研究大会を開く」ことを認めていただいたのです。それでこの日の研究会のことを「統一大会」と呼ぶようになっています。
 この日のために「事前準備会」を2回。これは校長先生方が集まって「運営」について話し合うものです。一方,当日は各学年で研究授業・授業研究会が開かれます。「会場校」となった学校の先生方は2年間,算数の研究を重ねることになります。さらに,分科会では,「研究発表」があり,各郡市の代表者が発表されるので,それらの先生方のための会も2回あります。それら全ての会の,「派遣文書」の作成,発送が事務局の仕事です。もちろん当日の運営もです。(これらの先生方には、非公式の「算数を学ぶ会」でも関わらせていただきました。)
 研究大会前日は,クラスの子どもを帰してから,車で1時間強をかけて会場校を訪問し,前日準備の確認を行います。翌日も朝6時に家を出て,渋滞に巻き込まれながら到着し,受付をさせていただきました。会が始まると,私は3年生部会の助言者になっていたので,授業を観て,分科会でまとめをします。さらに,午後は,全体会で,学校発表と講演がありますが,その司会進行の仕事もありました。ようやく終了した後は,講演をされた講師先生を囲む会があり,夜中までお世話をさせていただきました。
イメージ 1 事務局にとっては,「2年で一番長い日」が無事終わりました。それでも,すばらしい授業が見らましたし,[]20年以上前に一緒に勤めた懐かしい顔に出会えたり,
「先生の勉強会に是非参加させてください。」
という方が来られたりと,私にとっても学ぶものと喜びがたくさんあった1日となりました。研究大会に関わられた全ての先生方に感謝したいと思います。