毎年恒例の,夏休み前東京研修に行ってきました。二日間で7本もの授業(しかも全て,担任しているクラスの授業)が見られると言うことで楽しみに参加させていただきました。
1本目と二本目は,5年生の「割合」の導入場面です。日本の算数教育で最も難しいと思われる場面でしょう。過去に何度もこの場面の授業を見ましたhttp://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/23261623.htmlし,自分自身もチャレンジしてきましたhttp://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/37443593.htmlが,満足いく実践になったことがありません。
素材は「ゴムの伸び」でした。この教材の特徴は「1より大きい割合」になるため,イメージしやすくなる点です。また実際に伸ばして確かめることも出来ます(この日も実際に伸ばしていた)ので,この学習場面で操作を取り入れる活動が可能になります。
また授業展開の特徴としては,「同じ割合」を見つける,ことを目指している点です。よくあるのは「どちらがよく伸びているでしょう。」と比較させようとする展開ですが,「同じ」ものを「作る」ことになっていて,私の考えと通ずる点が多くありました。
子どもたちは,左の2つのような解決をしています。最初は「差の30」を使っていた児童もいたようですが,ほとんどの児童がこの割合の考えに変わっていたようです。これらの考え方を交流した後,10cm刻みに印をつけたゴムを伸ばし,それぞれが同じように伸びているところを見せて終了しました。
授業を見て感じたことは,子どもたちが描く図に量感がないことです。以前見た授業と同じhttp://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/37921857.htmlで,この学校の子どもたちでもこうなんだ,と少し気になりました。問題解決としては,それほど難しい場面ではないので,すっと流れた印象ですが,この問題ができることと,割合の考えがイメージできることとが,どこまでつながっているのかが大変気になります。後の研究会で,ゴムの伸びは「全体と部分」の関係になっておらず,別々の2つのものの関係に近い,という意見に納得させられました。
ゴムを導入で用いる授業があるのは知っていましたが,実際に見るのは初めてでした。(私は導入ではなく,イメージ強化のために3時間目あたりで用いているhttp://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/34249321.html)素材の扱い方を学ばせていただいたことと,元気いっぱいの子どもたちに感謝したいと思います。

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1本目と二本目は,5年生の「割合」の導入場面です。日本の算数教育で最も難しいと思われる場面でしょう。過去に何度もこの場面の授業を見ましたhttp://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/23261623.htmlし,自分自身もチャレンジしてきましたhttp://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/37443593.htmlが,満足いく実践になったことがありません。

また授業展開の特徴としては,「同じ割合」を見つける,ことを目指している点です。よくあるのは「どちらがよく伸びているでしょう。」と比較させようとする展開ですが,「同じ」ものを「作る」ことになっていて,私の考えと通ずる点が多くありました。

授業を見て感じたことは,子どもたちが描く図に量感がないことです。以前見た授業と同じhttp://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/37921857.htmlで,この学校の子どもたちでもこうなんだ,と少し気になりました。問題解決としては,それほど難しい場面ではないので,すっと流れた印象ですが,この問題ができることと,割合の考えがイメージできることとが,どこまでつながっているのかが大変気になります。後の研究会で,ゴムの伸びは「全体と部分」の関係になっておらず,別々の2つのものの関係に近い,という意見に納得させられました。
ゴムを導入で用いる授業があるのは知っていましたが,実際に見るのは初めてでした。(私は導入ではなく,イメージ強化のために3時間目あたりで用いているhttp://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/34249321.html)素材の扱い方を学ばせていただいたことと,元気いっぱいの子どもたちに感謝したいと思います。

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