三桁同士の引き算で,百の位からのくり下がりがある問題です。この授業をする日の朝,教育実習生が来られている担当の先生から,
「算数の授業を見せてあげていただけませんか。」
と言われ,二つ返事でOKをしていたので,大学生の子が見学に来ました。正直,あまりおもしろい授業とは言えない場面ですが,実習生の参考にならなければいけないので頑張ってみることにしました。(いつもがんばってるつもりですが)
前時の復習をします。前時は十の位でくり下がりがありました。特に問題なく3問ほど解決した後,本時の問題に移ります。
本時の問題ですが,子どもたちは違和感なく解決します。そこで,
「昨日の問題との違いが分かったらノートに書いてみましょう。」
と促します。子どもたちはすぐに理解したようで,ノートに違いを説明していきます。
この日の問題は,百の位から繰り下がってくる問題になっています。そのことはすぐに気づきますが,子どもたちの説明は様々です。上手の児童は,
「昨日は~だったけど,今日は…になっている。」
と,2つの説明をきっちりして,違いを強調しています。そのようなうまい説明を取り上げほめておきます。この活動はそれほど大きい意味があるとは思えませんが,この日の授業は「計算ばかり」になってしまいがちなので,1時間のどこかに「書く活動」を入れるために取り上げ,実習生さんにアドバイスしておきました。
なお,このくり下がりについては,お金で確認する操作をやっておきました。この段階では不必要だと思いますが,次時以降のことを考え,一度取り上げておくことにしました。作業の途中で一人の児童から,
「両替だ。」
という言葉が出たので意味を確認し,板書しておきました。
その後は練習をしますが,引き算の筆算も子どもたちのやり方は様々です。くり下がりのかき方を見てみると,一番左は,くり下がりによって減った十の位の数は訂正しますが,借りてきた10は書いていません。真ん中は,借りてきた10の1を十の位のすぐ横に書き,13に見えるようにかいています。一番右は,大胆にも一の位の上に10と書いています。
これらは全て間違いではありません。個別の手だてがいろいろあるわけなのでそれでいいと思いますが,何か感じるところはありました。それについては次回に。

と言われ,二つ返事でOKをしていたので,大学生の子が見学に来ました。正直,あまりおもしろい授業とは言えない場面ですが,実習生の参考にならなければいけないので頑張ってみることにしました。(いつもがんばってるつもりですが)
前時の復習をします。前時は十の位でくり下がりがありました。特に問題なく3問ほど解決した後,本時の問題に移ります。

「昨日の問題との違いが分かったらノートに書いてみましょう。」
と促します。子どもたちはすぐに理解したようで,ノートに違いを説明していきます。

「昨日は~だったけど,今日は…になっている。」
と,2つの説明をきっちりして,違いを強調しています。そのようなうまい説明を取り上げほめておきます。この活動はそれほど大きい意味があるとは思えませんが,この日の授業は「計算ばかり」になってしまいがちなので,1時間のどこかに「書く活動」を入れるために取り上げ,実習生さんにアドバイスしておきました。

「両替だ。」
という言葉が出たので意味を確認し,板書しておきました。

これらは全て間違いではありません。個別の手だてがいろいろあるわけなのでそれでいいと思いますが,何か感じるところはありました。それについては次回に。