以前に報告http://blogs.yahoo.co.jp/tamusi22/37024300.htmlした中に「学習指導要領の読み方」というのがありました。今日はそのことについて綴っておきたいと思います。それは中学年における「小数と分数の計算」の扱い方に違いについてです。小数と分数はどちらも3年生で本格的に学習が始まります。(2年生の「簡単な分数」は除く。)どちらを先に指導するかなど議論のあるところなのですが,それには触れず,それぞれの「たしざん・引き算」の扱い方に違いがあるのです。
3年生の学習指導要領をご覧ください。どちらにも「計算の意味を理解し,計算の仕方を考え」とありますが,小数の方は「それらの計算ができること。」と書かれているのに対し,分数の方はその記述がありません。これをどう読めばよいか,ということです。
基本的には素直に読めばいいでしょう。小数の方は計算の仕方を考えたらその後しっかり習熟もやらなければなりません。それに対し分数は計算の仕方を考えればそれでOKということです。まあ数問の類題をするのは当然でしょうが,「きっちり習熟」までは要求していない,ということになります。ではなぜこのような違いがあるのでしょうか。それが「指導要領の読み方」だと思います。
小数は「整数」と構造が同じ(10進構造)なので,新しく学習しても
「あー,整数といっしょだな。」
とイメージの共有化が容易です。それに対し分数は2つの整数を使って表現されるため,整数との共通点が感じられず,
「分数は数のようだけど数じゃない。」(過去の教え子が発した言葉です。)
などと認識してしまうのです。しかしそれではいけません。分数もやっぱり「数」です。(分数と小数は「有理数」の表現による違いだけで,同じ数です。)しかしそれを修正するのは容易ではありません。言葉で「分数も数だよ。」などといってもすっきり落ちていくわけではありません。そこで少しでも修正するためにできることは,
「今までの数で出来たことが分数でもできる」という経験をさせることです。そのための活動が「大小比べ」であったり「加減計算」であったりするわけです。
このような背景をきちんと理解すること,これが「指導要領(の行間を)を読む」ということだと思います。分数の加減は4年生にきっちり「それらの計算ができること」と記されています。3年生との違いをきっちり押さえておくことも大切です。このことによって子どもたちに「必要以上の習熟」を要求することなく,計算の仕方を「考える」ことに重心をかけることができるのです。
3年生の学習指導要領をご覧ください。どちらにも「計算の意味を理解し,計算の仕方を考え」とありますが,小数の方は「それらの計算ができること。」と書かれているのに対し,分数の方はその記述がありません。これをどう読めばよいか,ということです。基本的には素直に読めばいいでしょう。小数の方は計算の仕方を考えたらその後しっかり習熟もやらなければなりません。それに対し分数は計算の仕方を考えればそれでOKということです。まあ数問の類題をするのは当然でしょうが,「きっちり習熟」までは要求していない,ということになります。ではなぜこのような違いがあるのでしょうか。それが「指導要領の読み方」だと思います。
小数は「整数」と構造が同じ(10進構造)なので,新しく学習しても
「あー,整数といっしょだな。」
とイメージの共有化が容易です。それに対し分数は2つの整数を使って表現されるため,整数との共通点が感じられず,
「分数は数のようだけど数じゃない。」(過去の教え子が発した言葉です。)
などと認識してしまうのです。しかしそれではいけません。分数もやっぱり「数」です。(分数と小数は「有理数」の表現による違いだけで,同じ数です。)しかしそれを修正するのは容易ではありません。言葉で「分数も数だよ。」などといってもすっきり落ちていくわけではありません。そこで少しでも修正するためにできることは,
「今までの数で出来たことが分数でもできる」という経験をさせることです。そのための活動が「大小比べ」であったり「加減計算」であったりするわけです。
このような背景をきちんと理解すること,これが「指導要領(の行間を)を読む」ということだと思います。分数の加減は4年生にきっちり「それらの計算ができること」と記されています。3年生との違いをきっちり押さえておくことも大切です。このことによって子どもたちに「必要以上の習熟」を要求することなく,計算の仕方を「考える」ことに重心をかけることができるのです。