「うちのり」をワープロで打っていると「内法」と変換されました。恥ずかしながら一瞬「間違ってるんじゃないの。」と思ってしまいましたが,これが正しいのです。
電子辞書で調べてみると「箱状の構造物の内部のさしわたし」「柱と柱の内側の距離」「鴨居と敷居との距離」などの意味があり,元々日本の建造物で使う用語が起源のようです。
また複合語として「内法長押」(うちのりなげし)なる言葉があったので調べてみると「鴨居の上に得る長押」とありました。さらに「長押」を調べると「日本建築で,柱と柱を繋ぐ水平材」となっていました。もっと調べていけば面白そうな内容が含まれているかもしれません。
「算数」(数学ではない)で使う用語には「数学的命名」と「日常生活的命名」があります。「平行四辺形は数学的命名」だと思いますが「台形は日常生活的命名」と言えるでしょう。数学的命名には「明瞭・的確」のよさがありますが「イメージ化」という点では弱いでしょう。日常生活的命名は「イメージされやすい」面がありますが,定義が弱くなってしまうかもしれません。
用語は「知識」です。「知識」は算数科の評価の観点の1つなので大切なことです。私たちは今から「教えよう」としている用語が,どちらの立場で作られた言葉なのかをよく考え,デメリットの点を補うような操作・提示を心がける必要があるでしょう。
電子辞書で調べてみると「箱状の構造物の内部のさしわたし」「柱と柱の内側の距離」「鴨居と敷居との距離」などの意味があり,元々日本の建造物で使う用語が起源のようです。
また複合語として「内法長押」(うちのりなげし)なる言葉があったので調べてみると「鴨居の上に得る長押」とありました。さらに「長押」を調べると「日本建築で,柱と柱を繋ぐ水平材」となっていました。もっと調べていけば面白そうな内容が含まれているかもしれません。
「算数」(数学ではない)で使う用語には「数学的命名」と「日常生活的命名」があります。「平行四辺形は数学的命名」だと思いますが「台形は日常生活的命名」と言えるでしょう。数学的命名には「明瞭・的確」のよさがありますが「イメージ化」という点では弱いでしょう。日常生活的命名は「イメージされやすい」面がありますが,定義が弱くなってしまうかもしれません。
用語は「知識」です。「知識」は算数科の評価の観点の1つなので大切なことです。私たちは今から「教えよう」としている用語が,どちらの立場で作られた言葉なのかをよく考え,デメリットの点を補うような操作・提示を心がける必要があるでしょう。