あれは小学校の高学年の時だったと思います。

 

私はある恐怖に襲われました。「自分は一人で本を読んで一人で文章を書いて死んでいくんだ」という恐怖です。

 

結局いろいろな回り道をしたのですが、「そういう人生でもいいかな」という断念ができたようです。もちろん回り道にも意味があったようでまだ読んでいませんが石田梅岩の「商人道」をどこか身に着けているのかもしれません。

 

それはそうと私は世間話程度の英語ができます。と言っても初級の下くらいのレベルです。とはいえば英語で世間話ができるので海外のひとから普通に質問されるのです。もちろん英語でです。たとえば「武士道っていうでしょ。あれなに?」とか。

 

後で自分で笑ったのですが「武士道」という言葉で私の中に生まれるイメージはハリウッド映画の「ラスト・サムライ」でした。

 

そういうこともあって「武士道」を長年読んでいませんでした。でも海外のひとが普通にそういうことを聞くので読んでみました。、

 

読んでビックリです。新渡戸稲造がベルギーの法学者から質問されているのです。

 

「日本では宗教教育をしないんでしょ。それでどうやって道徳とか社会規範を教えられるの」と。

 

そして新渡戸稲造は「確かに日本では宗教教育をしないのだけれども社会規範や道徳はあるよね。これってなんだろう」と思って書いたのは「武士道」なのです。

 

でもみなさんも「武士道」と聞くと「ラスト・サムライ」が浮かびませんか?