国立理系の数学を解いてみよう(3)!!(解答)
おはようございます、ますいしいです
今朝も快晴 爽やかな日曜の朝ですね
それでは,まずは偉人の言葉からです
『数学の甘い果実を味わったら,
われわれもローストの実を食
べて神話の楽園に遊ぶ人々の
ようなものだ.一度数学を利
用したら,もう手放したくな
くなり,数学はローストの花
のようにわれわれをとりこに
してしまう.』
(アリストテレス,プラトンと並ぶ
古代ギリシアの大哲学者,
紀元前384 - 322)
それでは,最初は解答を見ずにチャレンジしてみてください
2012年 筑波大学・理系(前期) 第3問
(※ 時間の目安) (1)10分 (2)15分
A volume of revolution
(ますいしいの解答)
コメント;いかがでしたでしょうか?楽しんで頂けましたでしょうか?
(1)直線PQの式を求めて“積分”でやると,計算が泥沼に
はまってしまいます!ここは,相似図形をうまく使
い求めるのが最適です!
上の解法をどうぞ,御堪能ください
あと,上の図形は“円錐台”といわれるもので,上下の
底面の半径を,それぞれ, r,R ,高さをhとすると,
体積V は,
V=1/3・π(r^2+rR+R^2)h
という、“公式”があります!
上の公式は,覚えておいても損はないと思います!
よって,上の公式を使うと,直ちに,
V(n)=1/3・π(n^2+2n^2+4n^2)(e^2n-e^n)
= 7/3・πn^2・e^n(e^n-1)
と導出できます
もちろん,二つの相似図形の相似比(=辺の比)が,
辺の比;a:b のとき,
面積比;a^2:b^2,体積比;a^3:b^3
となります!
(2)“部分積分”です!関数 f(x),g(x) で,
f(x)の原始関数をF(x)とすると,
∫f(x)g(x)dx=F(x)g(x)-∫F(x)g´(x)dx+C
です!
それでは、次回をお楽しみに
by ますいしい
下の書籍は、“計算力”を
身につけるのに、お勧めです