2004年 早稲田大学・人間科学部 数学 第1問
おはようございます,ますいしいです ロンドンオリンピック女子サッカーなでしこが
カナダを2:1で下しました ともかく初戦に勝利できたので,ほっとしました
金メダルをめざしてがんばって欲しいです
それでは,まず偉人の言葉を御贈り致します。
『 数学の厳密性は絶対的ではなくつねに発展の途上にある.数学
の原理は永久不変に固まったものではなく絶えず動いており,学問
的な議論の対象になり得るし,また現になっている.結局のところ,
数学の生命の源は,その概念や帰結がきわめて抽象的なものであ
りながら,もとをただせば現実から発しており,さらに他の科学や,
あらゆる生活経験に広範に応用されていることにある.数学を理解
するのに最も重要なのはこのことである.』
(A・D・アレクサンドルフ,旧ソ連の数学者, 1912 - )
それでは,本日も元気に参ります
(※ 時間の目安) (1)7分 (2)4分 (3)7分 (4)8分
(ますいしいの解答)
コメント;いかがでしたでしょうか?楽しんで頂けましたでしょうか?
(1)はそれほど難しくはないですが,言い回しがちょっとまわりくどいですね
要は表が何枚以上でればそれまでの確率の和が P(x)>0.3 となるか?
ということです
(2)は三角関数の3倍角の公式に気づくかどうかです
それと sinθ,cosθ の周期は2π=360°ですが,sin aθ,cos aθ の
周期は, 360°×(1/|a|) となります
(3)は分数型の漸化式を実際に解きましたが,具体的に書き出してみれば
1/5,-1,1/5,-1,・・・・に気づきますから穴埋めなので,それでも十分です
(4)は実際に解を求めようとすると,たいへんです 要は,b + d の値が評価
出来ればよいわけですから,上のような逆辿り法でやってみました
うまくやらないと,なかなか難しい問題だと思います
それでは,次回をお楽しみに
by ますいしい