唐突ですが、歌詞を作る、というお話です。アマチュアの自分が作詞の方法なんて喋るのもおこがましい事ですが、歌詞を書くのにいつも苦労してるので、苦労の果てに《これならなんとか》と辿り着いた自分なりの書き方でやってます。


だいたいメロディが先にあって、その鼻歌にデタラメな言葉をあてて、とりあえず闇雲に歌っていきます。いくつもいくつも何回もデタラメを歌ってみて、口にした言葉を書き留めておく。意味が通じてなくても、とりあえずそうやって言葉の切れ端を貯めるだけ貯めます。

言葉が貯まってきたら、一度ズラッと並べて冷静に眺めてみる。なんならいくつか組み合わせて、歌ってみる。そして、こんなフレーズは自分の歌じゃない、という言葉は省きつつ、あーでもないこーでもないと推敲してゆきます。

そうすると、その中に《ここ、ちょっとハマりがいいかも》《ここは歌っていてなんかグッとくるぞ》ってフレーズがいくつかまとまって来る。方向性が見えたら、あとは言葉のバランスを見つつ、空いてる枠を埋めていけば、一応はここで(仮)の完成。

大事なのはこの後で、歌詞を見ないで歌えるかを実際にギターで弾き語って試します。

そこで言葉が詰まってしまったり、気持ちよく歌えない箇所はさらに直す。別のフレーズが飛び出してくるようなら、そちらに差し替えてみたりして、そうやって間違えずに最後までサラッと歌えるようになって、いよいよもうひと言も動かせない、となったら、ようやく完成です。

だいたいいつも、こうやって面倒くさい方法で作っております。効率は悪いです。たまに長すぎる歌詞が出来るのはこのやり方だからで、削る判断が出来ない時です。

歌詞をゼロから作るのって、苦手なのです。

好みだけで言えば《こういう歌詞が好き》という嗜好はシッカリあるのですけど、いざ自分で書こうとしても、作ったモノが《こういう歌詞が好き》のクオリティになってくれない。《こういう歌詞が好き》ってフレーズが自分の語彙から出てこない、っていうジレンマが常にあります。

じゃあ、ゼロからイチが作れないなら、とりあえずデタラメに言葉の数を打ってみる。言葉を出して出して、いっぱい出してから、その言葉の切れ端を客観的に眺めて(歌ってみて)、《こういう歌詞が好き》を選ぶようにしてみたら、それがわりと理に適ってたのです。

言葉をパッチワークのように切り貼りするやり方だ、と自分で言ってます。クロスワードパズルにも似てますが、絵をペタペタ切り貼りしていくイメージの方が近いですね。

このパッチワーク方法を覚えたら歌詞先行でも書けるようになって、ここ数年では詞先でもいくつか書いてます。デタラメ散文を吐き出して、繋ぐ。やることは一緒です。



実は先日のステージで、《僕の歌の詞はパッチワークです》、という意のことを喋ったのですが、あまり詳しいことを言えなかったので、ひょっとして伝わってなかったかもなー、と後から思ったのです。どっちでもいい話ですが、一度ちゃんと書いておきたくなりました。

デタラメを綴っているようでいても、自分の感情がちゃんと載るのが不思議です。なぜその言葉を選択したか、って、その時の自分の気分が出るのだと思います。



そんな感じで考えを整頓していたら、「パッチワーク」という歌が作れそうな気がしてきて、今、書いているところです。まだ(仮)の完成状態で、まだ歌詞を見ないと歌えないところがあるので、これを歌詞を見ずに自然にサラッと歌えるように微調整していきます。
「パッチワーク」(仮)

取るに足らないマボロシ 

いつか晴れるだろう 

登り登らぬ頂き 

誰が登るだろう 


憧れや望みは言葉にしない 

かしこみ、かしこみ 

周りは見ないで 

いつか出会えるとしたら

二人が出会えたとしたら 

二人がそこに居たってお話


僕らは踊るクロコダイル 

五線譜に並ぶ おたまじゃくしは 

誰の子の孫 

カエルのツラに涙が光る

ところ変われば貴方も変わる 

花見の席で誰かが笑う

頭の池に身を投げるまで 

釣り糸を垂れる


取るに足らないマボロシ 

空が晴れたなら 

越すに越されぬ流れも 

すぐ渡れただろう 


黄昏に紛れて誰も気づかない

かしこみ、かしこみ

お願い申せば

二人は互いを知るだろう

ああもっと互いを知れたろう


可能性の断たれていない未来に 

かしこみ、かしこみ 

期待を込めて 

いつか離れてしまっても

二人が離れてしまっても 

二人がそこに居たってお話 

二人が離れてしまっても 

二人が望んだことだよ 


いつまで踊るパントマイム

時を経て歌うフォルクローレは

良き時代の夢

シルクロードに朝日は昇り

パッチワークな世界と国で

ナマズのヒゲは地面の下へ 

頭の池に身を投げるまで 

釣り人はまた釣り糸を垂らす


ところかまわず何かがしたい

頼みの綱の誰かでいたい

パッチワークな世界と国で

パッチワークな言葉を使う

パッチワークに言葉を言葉を

貼り付けてゆく 

言葉を言葉を貼り付けてゆく 

言葉を言葉を



取るに足らないマボロシ 

いつか晴れるだろう 



 2026.03.14.23:12

マシス


(今作はパッチワークの切り貼った感じを意識して残してあります。メロディはかなり以前に作っておいたもので、今作で日の目を見るかとトライしてみました)



【注】上に貼った二つの絵は、ずいぶん前にマシスの歌「背の高い影法師」「遠い列車」のイメージで描いてみた落書きです。



そして以下、マシスの今後の歌予定です。まず今度の土曜日はフリーダムフォーク集会ですよ。

第201回フリーダムフォーク集会 

 【日時】2026年3月21日(土) 19時半開演 

 【場所】ライブカフェ mamselle 袋井市堀越1802-1 

TEL 0538-42-6440 http://mamselle.sakura.ne.jp/ 

 【料金】music charge 500円 

【出演】 一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き) 

・エンドウマサキ

・ウッディ

・砂風金

・わがんせ


 二次会(飛び入りコーナー)演奏時間一組10分 


3月のフリーダムフォーク集会は通算201回目です。一次会エントリーの演者の皆さん、よろしくお願いします🙇


二次会への参加表明も既にたくさんいただいてます(すてぃろ、ぼのぼの、服部、チー坊、ななしの)。いつもありがとうございます!こちらもどしどしお越し下さいませ。お待ちしております。


【Sunday's 椿LIVE】

☆☆2026.3.22(日)☆☆

◼️10:30 : Open

◼️10:45 : Start

◼️観覧 : ¥1.000-

 ワンドリンク付き

【演奏スケジュール】

☆10:45〜11:05

 curtain raiser

☆11:10〜11:30

 チャップマン

☆11:35〜12:05

 Neko's

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      Guest

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☆12:10〜12:40

 LACTriO

☆12:45〜13:15

 ティモテ

☆13:20〜13:40

 ベン鈴木さん

☆13:45〜14:05

 マシスさん

☆14:10〜14:40

 そうちゃんず

☆14:45〜15:15

 ウクフレンズ



フリーダムの翌日の日曜日は御前崎の椿に久しぶりにお邪魔します。お声掛けありがとうございます。こちらではマシスもしっかり歌わせて頂きます。



【作り人、その19】

日時:4/11(土)

場所:袋井市友永東山ガレージ

出演:たけよしひろ(大阪)、ハルノオト、タカラショウ、マシス


4月は東山ガレージでお声掛けを頂いてます。大阪からのミュージシャンとご一緒出来そうです。最高に楽しみなメンツです。ぜひ予定を空けて観に来てくださいね。


【マムゼル午後のミニコンサート(オリジナルデー仮)】

日時:5月3日(日)午後

会場:袋井市ライブ喫茶マムゼル

出演:マシス、他


5月の連休はマムゼルで歌わせてもらえそうです。ミニコンサートのオリジナル版はこの回が第三回目です。




マシス