成田美名子のマンガ「花よりも花の如く」の最終巻を連れ合いが買って来て、早速読みました。

連載開始が2002年だから、23、24年?そんな長くやってたんだ。連れ合いが一巻から買ってたので、僕もずっと最初から読んでいます。
もとより成田美名子のマンガは連れ合いも僕もファンですが、「花よりも〜」は読んで、これ、好きなマンガだわー、と、すぐ気に入って、新刊が出る度に毎回楽しみにしてました。なので、終わってしまうのはちょっと淋しい。でも無事にラストまで読めて良かったです。
能、という日本の伝統芸能を描いたマンガは珍しいと思います。僕は能舞台を実際に観たことないですが、連れ合いは大学でお能のサークルに入ってて、習ったり観劇したらしい。こういうの読むと少なからず興味が出るもので、機会があったら観てみたい。きっと面白いのでしょうね。
個人的に、主人公の憲人がメガネをかけてた頃が好きでした。途中でコンタクトにしてから、どんどん格好良くなった。主人公だから当然かも知れませんが、メガネの頃の絶妙な不思議くんだったけんちゃんが良かった。
演目「道成寺」の披露の最終巻は、話の終わりとしては申し分ないものでしたが、彩紀とか楽とか、初期から居るキャラクターが終盤は目立たたなくなっちゃったのが残念。でも、「道成寺」と葉月さんのエピソードに集中しないと終わらないので、この形で締めたのは無理もないと思う。むしろ、最終巻に各キャラクターをよく出してきた方だと。
涼太くんの話が読み切りっぽく最後に入りましたが、あんな感じで他のキャラクターの後日談を単行本で書き下ろしてもらえたら読んでみたかった。それは贅沢な願いですね。
高校生の頃にマンガ好きの友人から成田美名子の「エイリアン通り」を借りて以来、「サイファ」「アレクサンドライト」「ナチュラル」「花よりも花の如く」と読んできたけど、今どれを読み返しても外れなしに面白い。
「ナチュラル」と「花よりも〜」は世界観が繋がってて、登場人物も被ってる。「サイファ」と「アレクサンドライト」も繋がってますね。どちらも脇役のスピンオフみたいに主人公を替えて始まった物語ですけど、「花よりも花の如く」がここまで長く話が膨らむとは以外でした。最長作品になりましたものね。
個人的には「ナチュラル」を一番読み返してますが、「花よりも〜」も負けじと今後読み返したくなることでしょう。
マンガは読めても、小節は最近なかなか読めてません。常にカバンに一冊は本を持ち歩いてはいるのですけど、スマホやタブレットを暇な時につい開いちゃうので、昔より集中出来てない。集中力そのものも絶対に落ちてます。
それでも、「銀河英雄伝説」や「unnamed memory」のシリーズは、近年読んでページを繰る間も惜しいほど面白く読み進められたので、話の世界にすぐ飛び込めるかどうかの違いだとは思う。
長い小節を久しく読んでませんでしたが、ずいぶんしばらくぶりにミステリー小節を読みました。櫻田智也著「失われた貌(かお)」です。

テレビの書評で紹介されていて、ベタ褒めだったので興味を持っていたところ、同じ番組を観ていた連れ合いが図書館で借りてきまして。で、こないだの本、借りてきたけど読む?と僕にも聞いてくれたので、連れ合いの後に読ませてもらいました。
面白かった。序盤はペースが上がらなかったけど、話が転がり出したらもう止まらない。こんなにキレイな本格ミステリー話を読んだのはいつ以来だろう(キレイ、というのは謎解きミステリーとしてよく出来ているという意味です。)米澤穂信の「真実の10メートル手前」以来かも。でもあれは短編集だから、長編でこんなにも満足出来た読み応えって、まさかまさかですよ。令和の時代にこれが読めるのか、と久しぶりに興奮させられました。
刑事さんが主人公なので探偵は出てこないけど、登場人物も良いし、内容の衝撃も読後感も申し分なし。ちゃんと現代を舞台にして古臭くない、でもちゃんと古典ミステリーに負けないくらいの風格を感じます。いや、これ、古典になるでしょ、絶対。
僕の好きな素人探偵は出てきませんけど、ミステリーで読みたい面白さテンコ盛りの一冊でした。
この本の作者の櫻田智也って、僕、デビュー作から読んでました。青崎有吾と同じ時期に読んだので、作品の印象が青崎有吾と被ってたりします。若手の本格ミステリー旗手、といった印象でした。
でもテレビで紹介された時はまったく気づいてなかった。作者の名前をすっかり失念してたのです。ボケてますね。
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とても同じ人が書いたと思えない。「サーチライトと誘蛾灯」「蝉かえる」の時は、元気の良い新人さん、って印象だったのに、初の長編でこんなお見事な話を書けちゃうなんて。上手すぎます。上手すぎて大変。だって、どうしたって今後このクオリティを期待しちゃいますもの。
趣味は読書といいつつ、ミステリーしか読んでなかった昔、いまはぜんぜん読めてない。読めばきっと面白いのだろうけど、読めてない。でも、櫻田智也は今後チェックしてしまうでしょう。「失われた貌」のクオリティを読めるならそれは期待しますよ。
青崎有吾の名前を出したので、昨年読んだ短編集の紹介します。

「11文字の檻」青崎有吾
この一冊は作品の雰囲気がそれぞれバラバラなので、テンションの違いに読み難さがあるかも知れません。けど、青崎有吾なので、それはそれで楽しめます。タイトル作の「11文字の檻」が文句なしに面白い。
それ以上に、「恋澤姉妹」って一編を僕は個人的に偏愛してます。ぜんぜんミステリーじゃないのですけど、本当に面白い。最後の一行までテンポがよくて、面白い短編ってこういうもの、と言いたくなる。ちょっとマンガっぽいライトノベルな短編で、これ、映像化したいと思う人いるんじゃないかしら。45分くらいのアニメ映画の原作にピッタリだと思いました。
そして来月、3月21日(土)のフリーダムフォーク集会の一次会出演者が確定しました。
【日時】2026年3月21日(土) 19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle 袋井市堀越1802-1
TEL 0538-42-6440 http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】 一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・エンドウマサキ
・ウッディ
・砂風金
・わがんせ
二次会(飛び入りコーナー)演奏時間一組10分
マシス


