マムゼル忘年会の前日のことになります。2025年12月28日(日)、袋井市友永の東山ガレージで、穂乃実さん、あきをさんのツーマンライブが開催されました。
これは興味深い、と思ったのだけど、翌日29日にはマムゼル忘年会もあったし、そうなると二日連続で夜遊びに出歩くことになってしまうから、ちょっと迷ってました。なので、当日になってもし外出許可が家族より取れたら、フラッと飛び込みで寄らせてもらおうかな、くらいに漠然と思ってたのです。

だけど、ガレージ管理人ハルノオトさんより《あきを穂乃実ソールドアウト間近です(予約どうする?)》との連絡をわざわざ頂き、これはボヤボヤしてたら観れなくなる?と焦って、予約1名お願いしますと返信した次第。行けて、観れて良かった。

あきをさんと穂乃実さんは大学の同窓生だそうで、現在は神戸に住んでるあきをさんの浜松帰省に合わせて、この年末のツーマンが企画されたとのことです。となれば、二人の大学時代の友人がいっぱい応援に来るのだろうな、と想像しました。
いざ当日、ガレージへ着いてみれば、本当にプチ同窓会の中に紛れ込んでしまった感じ。友人たちがひさびさに集れた嬉しい、という独特の空間が生まれてました。

定刻18時、【穂乃実】さんの演奏からスタート。
知らない歌も知ってる歌も、ストンストンとぜんぶ胸に落ちた。ガレージの薪ストーブの温もりと穂乃実さんの音楽がなんて似合ってたことか。ツーマンということでたっぷり歌が聴けて嬉しかった。

二番手は【あきを】さん。
あきをさんのステージはこの夜が初めて。あきをさんとハルノオトさんはずいぶん前より面識があったそうで、でも《パワーアップしてる》とハルさん談。静かな口調なのにリフレインでジワジワ高揚していく。歌いたいことをちゃんと持ってる人の歌だ、と思いました。

アンコールは二人で一曲「渡良瀬橋」を演奏。
交互にヴォーカルを取り、穂乃実さんがピアニカで間奏を。
《あきをちゃん》《ほのみん》と呼びあってたのが微笑ましい。

歌い方も声も違うのに、二人にすごく親和性があって、ツーマンで聴くと通じるものと違いとが感じられて面白かったです。

MCを聞いて驚いたのが、二人とも近年のお互いの活動を知らなかったそうで。どういう音楽を演ってるか分からないけど、やろうよ、とツーマンを決めて、でも《同じ学科を出た身だから、絶対に通じるものがあると思った(あきを)》んですって。

それぞれが作る歌も、あきをさんはどの歌の中にも自分が居て(あくまで僕の感想です)、自身の訴え、思想を声に出したかの印象。それに対して穂乃実さんの歌は、ちょっと俯瞰の視点を持つ誰かが物語を記録してるような印象。似てるところは、二人ともとても柔らかい歌唱で、声に感情を乗せすぎない。だけど、強く叫ばないその裏には刃、マグマがチラチラしてるところ(僕の感想です)。そして二人とも、ギターが上手い。
久しぶりに会った二人が、久しぶりに会う友人たちの前で、それぞれの歌を歌う。あたかも同窓会というコンセプトの音楽イベントのよう。お客さんと会場を含めた一つの作品を観たような一夜でした。

どなたかが言ってたけど、私はこの夜の二人の歌を耳に残して本年度を終える、と。それくらい良いモノを聴けた観れた、と思われたのでしょう。僕も同感です。

しかし、ツーマンってのはいいですね。歌をたっぷり聴けた上で2時間で、聴く側が疲れない。お客さんにも親切だし、演者にもやり甲斐がある。集客だけはシビアですが、ツーマンいいなぁ。


20時に終演後、みなさんが談笑する空間に混じってるうちに、21時半頃にはいつの間にかハルさん、穂乃実さん、聡美ちゃんにマシスと四人が残った。さて僕も帰ろうかと思ったら、聡美ちゃんがチャイを注文したので、じゃあ僕もとチャイ頼んで、穂乃実さんも紅茶を頼んで、ハルさんはノンアルビールを開けて、そこからさらに3時間、四人でくっちゃべってた。

聡美ちゃんもハルノオトさんも、音楽をトコトン楽しめる達人ですので、ガレージの中で四人、いかに今日の夜が素敵だったかを喋って語って、他にもいかにどこの誰それがスゴイとか、オリジナル曲の創作談義やら、ステージ話やら、こんな予定にない雑談のなんて楽しかったことか。遅い時間までみなさん付き合ってくれてありがとう。



僕もこの時間の余韻と、マムゼル忘年会の余韻で本年度を終えたいと思います。大晦日です。午後からは神社へお札とか熊手を納めに出かけてきます。



マシス