人間ドックの検査で《要再検査》があったため、金曜日に会社にお休みをもらい、大腸カメラを入れて診てもらってきました。人生で三回目の大腸カメラです。しょっちゅう引っかかるので、またか、という気もしてます。
ビロウな話で恐縮ですが、便に血が付いていた、というのは大腸にポリープが出来ている可能性があり、放っておくとガンになる怖れがあるのだとか。前二回の検査ではポリープは見つからず、出血箇所も発見されなくて、お医者様いわく、
《おそらく、痔でしょう》
と言われました。痔って、ああ良かった、という以前になんとも恥ずかしい。だって家族に検査どうだった?と聞かれたら、痔だってよー、と答えなきゃいかんワケですから。まぁ、ガンよりはいいですけど。
またかー、と思いつつも、なんかあっちゃ困るので、ちゃんと検査を受けてきました。で、今回、僕は前二回の時とは別の、初めての病院で大腸カメラを受けることにしたのです。
できれば前と同じ病院で受けれたら、と最初は思ったのです。けど、紹介状が欲しいとかなんとか、いろいろ面倒くさいこと言われたので、今回の人間ドックを受けた病院にそのままお願いしました。結果としてそれが良かった。前二回の時よりも快適に検査を終えることが出来ました(あくまで僕の感想ですが)。
前の病院はとにかく毎回混んでいて(大きい病院なので)、待機場所やトイレ前が人でいっぱい。カーテンで仕切られただけのスペースに置かれたパイプ椅子に座って下剤を飲んだのに対し、今回の病院は空いてて、部屋も広く使えたし、待機の椅子もリクライニングのソファだったりと、ゆったり静かに過ごせた(下剤を飲めた)のが良かった。
下剤を飲む合間にソファに深々ともたれ、いま夢中で読んでいる銀河英雄伝説をせっせとむさぼり読めた。前にも書いたけど、病院の待ち時間ってやたら読書が進みます。こんなに読書に向いた場所はないんじゃないかとすら思う(薬が効き始めたらもちろんそんな悠長に読んでられませんが)。

今年の正月から読み始めた銀英伝は、いま5巻。どうやら物語前半のクライマックスの巻です。検査の日に病院で読んでたのはまだ4巻で、その4巻はほとんど一日で読んじゃったのです。家に帰ってからも面白くて止まらないから。
本当にいま、銀英伝が手放せない。会社のお昼休憩の時とか、ウッカリ銀英伝を家に置いてきたなんて日には真剣にヘコみます。仮にいま携帯やタブレットを家に忘れたとしても、銀英伝を忘れたほどには落ち込まないでしょう。《休み時間の銀英伝》が、平日の楽しみになってしまっている今日このごろ。銀英伝さえあれば休み時間は至福。
昨年の暮れに、たまたまブックオフで一冊百円で売ってたのを買って、それが読むきっかけだったけど、こうなると続きを我慢なんて出来るわけもなく、古本で銀英伝の続きを見つけるたびに買い集め、ついに先日、全巻揃えてしまいました。

この全10巻にプラス、銀英伝の外伝全5巻があって、それも近日届く予定なのです。しばらくは楽しめそうです。いやホント、永遠に読んでいたい面白本です。
僕が銀英伝をいま読んでいる、と連れ合いに言うと、読書好きの連れ合いは、銀英伝はずいぶん前に読んだけれど、推しキャラが死んだことがショックで続きが読めなくなった、と話してくれました。田中芳樹は重要な登場人物を惜しげもなくどんどん死なせるらしく、ファンから《皆殺しの田中》と恐れられてるとか。イヤなアダ名ですね。2巻でのあの人とかね。
銀英伝は推せるキャラが綺羅星の如く出てきます。やたらと多い登場人物の中で、おそらく誰もが好きな人気者《奇跡のヤン》《魔術師ヤン》ヤン・ウェンリーは、僕ももちろん大好き。ヤン・ウェンリーはどう考えても別格で、ヤンが出てくる場面は面白過ぎてページをめくる手を止められません。あと僕は老将のメルカッツが好き。メルカッツは渋いです。次にユリアン。ヤンとユリアンの会話のやりとりはいちいち楽しくて愛しい。

大腸カメラの検査結果、今回もポリープなし異常なし。良かったです。そうでしょうとも。
検査前日から食事制限があって、連れ合いが僕の食べる物を用意してくれました。専用の食事キットってのも病院で売ってて、それを食べとけば間違いないって便利なのがあるにはあるのですけど、作るよ、と連れ合いが言ってくれたおかげで、三食美味しくご飯をいただけました。食事を我慢してる、っていうストレスなしに検査当日を迎えられたのはとてもありがたかった。手間をかけてもらって感謝。
今回検査を受けた病院は、ただ空いてただけでなく、細かいいろいろなところが(内容は書きませんが)好印象でした。当日の検査は基本どちらの病院でも同じことをやってるのに、終わった後の疲れ方がぜんぜん違った。家からはちょっと遠いけど、これからはこっちの病院でいいや、と思いました。
話変わって、佐野元春&ザ・コヨーテバンドのキーボディスト、渡辺シュンスケが先日ソロアルバムを出して、それがなんと全曲ボーカルアルバムというので、それは聴いてみたいと手に入れました。

これはなかなか格好良いアルバムです。《ピアノシンガーソングライター》っぽいアルバムかと思いきや、ロックな曲、ジャジーな曲、シティ・ポップと多彩な楽曲が並び、音が耳に楽しい。そこにシュンちゃんのルックスに似合わない太く力強い歌声が乗って面白い。
アルバム一曲目の「デラシネ」イントロのブラスからゴキゲンです。アウトロのテンポアップしてブレイクする部分なんて、絶対にライブで盛り上がるのを想定して作ってます。音が耳に楽しい。まさに音楽。
シュンちゃんの名プレイといえば、元春の「私の太陽」でのピアノ。間奏のソロもバッキングも、聴くたびウットリと息を飲みます。