ビーチ・ボーイズの幻のアルバム『スマイル』は、作られなかったことで伝説となった珍しい作品です。後の音楽ファンにしたら、もし制作が頓挫せず、ちゃんと完成していたら『ペット・サウンズ』を超える傑作になったかも、との妄想が語り草となってます。


手に入らない、絶対に聴くことは叶わない、という物語は、ファンの聴きたいという欲求も加わって、妄想により強力な魔法をかけていたと想像します。


後年、ブライアン・ウィルソンは自身のバンドで『スマイル』を完成させたことで、伝説が現実味を帯びて、魔法が弱くなってしまった感はある。この2004年版『スマイル』には賛否あったようですが、僕はとても良いアルバムだと思ったし、《37年経って完成したんだー》って感慨もあり、楽しめました(『ペット・サウンズ』を凌駕したかどうかはともかく)。


 

 

 


現在、とにかく手に入りにくくて中古レコードに高値が付いてる盤も《幻の名盤》《隠れた名盤》と呼ばれたりします。僕にとって、原田真二の2ndアルバム『Natural High』に抱いてた憧れや期待はそれに近いものがあります。



 先日、中古レコードの100円箱の中から原田真二の『Natural High』を見つけました。手にした時はちょっと興奮しました。

これは昔からCDでずっと欲しくて探していたのですが、全く再発されず、ネットでビックリするほど高値がついちゃって、どこかで出てこないかなと気にしていたのです。

 ↑9千円から89万円!?89万ってどこから出た数字?


これって、CDが少ないだけで中古レコードはいっぱい流通してるのかしら。その辺の事情はよくわかりませんが、ともかく百円はお得だった。あの『Natural High』のジャケットを実際にいま手にしてるのだ、と思うと感慨がありました。《欲しかったアルバム》リストの大御所をついにゲットしてしまった。

僕は子供の頃にカセットテープで原田真二ベストを持ってたのですが、そこに『Natural High』からの曲も入ってて、カセットに選ばれてなかったのは「RANDY BROWN」「Rainbow Color」「HELICOPTER CHASE Ⅱ」の三曲のみ(「RANDY BROWN」これ渋い佳曲ですね。好きです)。

当時は正直、『Natural High』からのナンバーにはあまり良い印象を持ってませんでした。他の曲と毛色が違うのが子供でもわかった。それは今回、実際に今回レコードを聴いてみた感想でもあるのです。

ひとことで言えば《アメリカロックかぶれ》。通して聴くとまるで《真二のアメリカ紀行》というコンセプトアルバムみたい。

オープニングのオーバーチュアから「L.A Airport 」の流れにはオッ!て思った。まるでデビュー以来のアイドル扱いを拒否するように《可愛らしさ》《ポップさ》をムキになって排除し、日本にないカラッと乾いたロックを追求したのかと想像します。当時の真二はコレをやる一択だったと気持ちはよくわかる。

格好良いけど、1stの『Beginning』のようなポップ感がないので、楽曲によってはダラダラと長く感じたりもする。これはマァ好き嫌いあって普通だと思う。

『Natural High』は決して手抜きのない力作ではあれども、原田真二の数あるアルバムの中で抜きん出てた傑作とは思いません。隠れた名盤と呼ぶのも、原田真二本人がCD再発を拒んでるので、ただただ隠れてるだけって感じもする。サラッと聴けて楽しめたので、もう僕の中でこれは、伝説の棚から下ろしてあげて、色眼鏡で見ず、普通に気負わず楽しんで聴くのがいいんじゃないかって思います。



以下、マシスの歌予定を紹介させてください

7月15日、海の日にザザシティの中央広場で歌います。
浜松の野外ライブ、暑そうですが楽しみです。雨天時は中止ですって。

7月20日は袋井市のライブ喫茶マムゼルにて、フリーダムフォーク集会が開催されます。
第191回フリーダムフォーク集会 

 【日時】2024年7月20 日(土) 

     19時半開演 

 【場所】ライブカフェ mamselle袋井市堀越1802-1 

TEL 0538-42-6440http://mamselle.sakura.ne.jp/ 

 【料金】music charge 500円 

 【出演】一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)

 ・砂風金 

・大塚友紀 

・ぷらっとふぉーむ

・今駒泰之 


 二次会(飛び入りコーナー)演奏時間一組10分 一次会の皆さんよろしくお願いします!そして二次会の飛び入り参加もお待ちしております。



来月ですが、8月の予定もフライヤーで紹介








季節がら、「雨の惑星」at 法多山ライブを添付。



マシス