昨日は2024年6月14日、平日の金曜日のよるに、久しぶりに浜松のライブハウス窓枠へ出かけて来ました。大好きなシンガーソングライター山田稔明さんのステージを観るためです。
僕は佐野元春とかJOY-POPSとかをこれまで窓枠で観てきましたが、今日は二階のカフェスペース《AOZORA CAFE》での開催。二階に入るのは実は初めてです。一階は一階でこの日は別のイベントがやってましたね。
山田さんは四年前より静岡のラジオ局K-MIXにて、PRIMECATS RADIOという番組をやっていて、この日は公開収録も兼ねたイベントとのこと。K-MIXからのお花が入口にデンと飾られてました。

入場待ちしていたら、バルンガの白さん(もやしのお姉さんの方?注:男性)に遭遇。白さんは以前より山田稔明ファンを公言されてて、僕と顔を合わすなり《ようやくご一緒できましたね》と気さくに仰ってくれた。知り合いに山田稔明ファンが居てくれて、ライブをご一緒できるってとても嬉しい。

で、いざ入場時間となって、僕はネット予約した時に整理券番号を控えてなかったことが発覚(!)。入口で自分の名前を言えば入れると思ってた。え、どこにそんなのあった?と焦ったが、記憶に全くない。

タブレットのメールを確認しながら狼狽していると、列に並んでいた見ず知らずの女性の方が話しかけてくれて、〇〇ってサイトをひらいて、あ、ここを開いてみて、購入履歴がないですか?と教えてもらったら、整理券番号が見事出てきた。なんて親切な人でしょうか。山田稔明ファンは心優しいぞ。あの時のお姉さん、その節はありがとうございました。白さんも《大丈夫だった?》と気にかけてわざわざ階下まで降りてきてくださって、お騒がせして申し訳ありませんでした。
無事にカフェスペースに入ると、ステージがあった。ステージちっさい。そして近い。白さんと2列目中央の席に並んで陣取りました。他のファンの方でうなぎパイを抱えた方が見えたから、県外からも結構来てたのでしょう。

待ち時間に《山田稔明って、この年代のミュージシャンの中では僕の一番好きな歌を作ってくれる人なんです》と僕が話すと、白さんが力強く同意してくれました。ミスチルに負けない才能だと思うのに、どうしてミスチル並みに売れないのか、などと喋ってるうちに、定刻19時になり、山田稔明登場。

ラジオのジングルを流して、一曲目「BLUE MOON SKYLINE」よりスタート。ライブアルバム『DOCUMENT』と同じ始まりです。「光と水の関係」「一角獣と新しいホライズン」と大好きな曲が聴けて嬉しい。

途中、ラジオのコーナー《おとな相談室》で、リスナーから募ったお悩み相談を読み上げていきます。《夜ふかしが治らない》という相談に《僕は逆に朝型で夜に起きてられない》と返すなどと、ゆるーく答えて笑いが起こります。

そう、山田稔明さんのステージは、例えば泉谷しげるさんのように、オラオラ盛り上がれ俺に負けんなコノヤローと客に果たし合いを挑むようなものでなく、テクニックや歌唱で《ドヤァ上手いだろー感心しろー》と威圧することも決してしない。ただひたすら良い歌を真摯に歌って《楽しい時間を共有しましょうね》って空間をそこに出現させる。それはとびきり良い歌があってこそ出来ることで、これが本当に気持ち良い。

ラジオを始めて静岡でのライブが増えた、という山田さん。静岡の先輩ミュージシャンの歌を、と高野寛のカバーを披露したり、三日前に作ったという新曲ではファンのコーラスを指導して一緒に歌ったり、楽しい楽しい。その新曲タイトルが「ニャーとシャーのはざまで」なんて最高。山田さんは大変な愛猫家で知られていて、前日は猫のイベントで全曲猫の歌を歌ってきたと仰ってました。

終盤では、泣かせる曲と楽しくてハッピーな曲とどっちがいい?と客に挙手でアンケートを取り、楽しい曲「太陽と満月」が歌われました。泣かせる曲は何だったのでしょうか。すごく気になります。

同じく終盤にて《撮影タイム》と写真撮影の許可が出たので、お客さん一斉にスマホ出してパシャパシャ。僕も撮らせてもらったので少しだけ紹介掲載。

最後は大好きな「マイ・フェイバリット・シングス」で終演。

終演後は物販でのサインに並ぶ列が出来てました。僕も並ぼうかとも最初思ったけど、CDはおそらく全部持ってるし、サインは以前にもらったことあるし、会って山田さんとお喋りするのもちょっと恥ずかしいので、白さんに挨拶して一足先に退場。

楽しかった。なぜミスチル並みに売れないかではなく、これほどの素敵な才能がこんなに小さな会場にフラっと来てくれてお気軽に観れるなんて、という幸せを喜ぼう。自分の音楽ライフにて山田稔明を知れた幸運を喜ぼう。

僕が山田稔明ファンになってから、廃盤になってた昔のCDをドドッと再発してくれたり、静岡でラジオが始まったり、GOMES THE HITMANが活動再開してニューアルバム出したりと、僕の欲しいものをドンドン提供してくれて、山田稔明はまるで僕のために活動してくれてるのかと思う。そうに違いない。本当に、そんな勘違いしたくなるほどタイミング良すぎてね。ありがてぇな。これからも楽しみだ。新しいアルバムが出ればまた近くでもライブが観れるかな。



2024年6月14日(金)@ 浜松 窓枠2F Cafe AOZORA
夜の科学 in 静岡ーPRIMECATS LIVE!

1.blue moon skyline
2.光と水の関係
3.ready for love
4.一角獣と新しいホライズン
5.ユーフォリア
6.確かな光(高野寛カバー)
7.シャーとニャーのはざまで(新曲)

8.月あかりのラストワルツ
9.ハミングバード
10.小さな巣をつくるように暮らすこと
11.あさってくらいの未来
12.PRIMECATS RADIOのテーマ

EN
13.太陽と満月
14.my favorite things
(セトリは山田さんのブログより転載)





ライブ余談1。入場前に少しお腹に入れておこうかしらと思って、おお確か近くに喫茶店があったから、パスタ食べようナポリタン食いたい、と思い立ち、珈琲店【粋庵】へ寄ったのです。
入口の黒板に今日のパスタは茄子とキノコとあったので、やったパスタあるぞと入ったら、店内にパスタ本日終了の張り紙が。残念。で、ケーキセットを注文。珈琲、素晴らしく美味しかった。

窓枠を出た後、お腹が空いてて、すっかりナポリタンの口になってしまっていたので、21時過ぎにパスタ食える店はないかと帰路の道中に探して、見つけた某パスタ専門店に飛び込みました。ラストオーダー直前にナポリタン大盛りを注文。
ようやくパスタは食えた。お腹いっぱい食べました。が、正直、お味は不満足。

トマトソースがしょっぱいだけで、しょっぱい!しか印象がないお味。お値段がそこそこ高いお店なのは知ってたけど、素敵なライブ観た打ち上げだから奮発してみたのに、それでこんなしょっぱい思いをして食べてんだ、と余計にガッカリしちゃった。大盛りにしなきゃよかった。東山ガレージでハルノオトさんが食わせてくれたナポリタンが安くて美味しかったので、ナポリタンはあのレベルでないとモウ満足できないのかも。それに東山ガレージなら同じ値段で三皿食べれたのにブツブツ。


ライブ余談2

僕が窓枠二階で山田稔明ライブを楽しんでいた同じ時間、一階では別のイベントで知り合いのアマチュアミュージシャンが演奏してました。開演時間を待っていたら、リハを終えて休憩に出てきたkuwasa君と聡美ちゃんに会えた。
kuwasa君、スゲー久しぶり。彼は素晴らしくカッコイイ歌声の持ち主です。
そちらの会場に行けなくてごめんね、とご挨拶しました。きっと一階も、二階に負けない素敵な時間が流れていたことでしょう。




マシス