先週のフリーダムフォーク集会から一週間、家でも車でも、ずっとギルバート・オサリバンを聴いてました。飛び入りコーナーでむらちゃんと一緒にオサリバンを歌って、すっかりオサリバン脳になってしまったのです。
写真は先週のひとコマ。コラボに誘っていただきありがとうございました。本番前日の夜にいきなりでびっくりしましたけどね。むらちゃんはピアノも歌もとても素敵な演奏をして、ご一緒できて凄く楽しかった。

以前から言っていますが、ギルバート・オサリバンは大好きなシンガーソングライターです。ひょっとしたら世界で一番好きかも知れない。曲の美しさとコード進行の奇抜さ!無垢な声、ウィットに富んだ歌詞、聴いて一発で夢中になりました。

もちろん、オサリバン以上に愛して聴き込んだ音楽はいっぱいあるけども、オサリバンほど《これは僕だけのための歌だ》という素敵な勘違い(!?)、そういった親密性をくれた音楽って、他になかったですね。


ちょっと邦楽を見渡せば、オサリバンの影響を受けた楽曲はいっぱいあります。パッと思いつくのは佐野元春。「Good times & Bad times」。


KANの「まゆみ」も、モロにオサリバン節ですね。

この、テッ、テテ、テッ、テテというピアノのフレーズ、アローン・アゲイン印とでもいいたくなるほど、聴けばすぐ《アローン・アゲインじゃん》と言いたくなります。オサリバンのピアノは完全に独学だそうで、左手の小指部分で鍵盤をチョップするように弾くスタイルが独特です。

日本でのオサリバンフリークといえば、来生たかおも有名です。すごくオサリバンっぽい曲があったけど、タイトルを失念。何だっけかな。


昔、そんなオサリバンの曲の魔法の秘密が知りたくて、スコアを買ったことがあります。

曲の魔法の秘密?音楽理論は難しくてよくわかんなかった。だけど当時は重宝しました。夢中だったもので、オサリバン関連の物ならこの頃は何でも欲しかった。

スコアの巻末にオサリバンのプロフィールや活動に関するレポート、それにディスコグラフィーが掲載されていて、90年代初頭の、今のようにネットが普及してなかった頃に、オサリバンの情報が知れて、これが非常にありがたかったです。

特に、シングル曲のリストが嬉しかった。アルバムに入ってない知らない曲がこんなにあるじゃん、ああどれもこれも聴いてみたい!と思ったものです。日本でのオサリバン人気が高いせいか、ありがたいことに殆どの楽曲はその後CD化されて聴くことが出来ました。


と、すっかりオサリバン脳にスイッチが入ってしまって、これは全アルバムを聴き返そう、と、オサリバン祭りを現在敢行中です。
こちらは70年代のアルバム五枚をまとめたボックスセット。
オサリバン祭りは想像以上に楽しく、特にこの70年代の五枚はどれも素晴らしくて、わかっちゃいたけど名盤揃い。やめられない止まらないと、一回聴くだけじゃ足らず二度、三度と聴いてしまう事態に。


ようやく今、80年代に入って1枚めの『オフ・センター』を聴いたところです。
オサリバンの商業的栄光、評価は70年代に集中してるきらいがありますが、その後のどのアルバムも手抜きなしで素晴らしいと個人的に思います。これ、いつか全アルバムの感想をちゃんと日記に書いてみたい。

70年代にアルバムを五枚、その後80年代、90年代、00年代、2010年代と三枚ずつ、コンスタントに新作アルバムを出し続け、2022年には『Driven』って素晴らしいアルバムを出して、こんなに長きに渡って音楽制作を楽しんでるベテランって珍しいですよ。

オサリバンなら2020年代も三枚アルバム出せるんじゃないかなって思う。あと二枚はきっと作れる!元気で長生きしてもらいたいものです。


追記:90年代はオリジナルアルバム以外にも、ライブ・イン・ジャパンというライブアルバムとミュージカルのサントラを出してるので、計五枚アルバムをリリースしてます。ちょうど日本でのオサリバン再評価の機運が高まった頃で、オリジナルアルバムCD化もこの時期にザクザク出してくれて、僕みたいな遅れてきたファンはその都度狂喜しておりました。

追記2:オサリバンはオリジナルアルバムが素晴らしいですけど、キンクスに匹敵するほどベストアルバムが映える音楽家です。「アローン・アゲイン」はアルバムに入ってないですからね。ベストアルバムもぜひ聴いてほしい。
ここからは備忘録。。先週のフリーダムフォーク集会の前、土曜日の日中に地元のお寺でオカリナのコンサートが開かれました。演者は【音心】、えんじろう君のユニットです。
お十夜の会のイベントとして企画されたそうです。およそ十年振り、二度目の出演です。
子供も大人も、オカリナのきれいな音と楽しい演奏に夢中に聴き入ってました。初めてのお客さんの前で、オカリナの説明をしながら演奏に引き込んでいく、そのステージングがとても上手で、プロだなーと感心しました。

大きい声で言いませんが、実は、オカリナのえんじろう君、僕のいとこでして、親父が今回もお寺さんからの依頼を仲介したのです。久しぶりに会うと照れもあるのですが、話せて嬉しかったです。


ここからは告知を失礼します。急なライブ予定が決まりました。来週の日曜日、ツキクズとほしにてマシス歌います。
2023.11.26(sun) Oto no kakera

場所:ツキクズとほし
時間:Open 18:00 Start 18:30
料金:1order(500yen)+投げ銭

出演:
少年タイチ (茨城)
マシス
The Eccentric (愛知)
HCW
斉藤シラベ 

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ツキクズとほしにお邪魔するのは、今年の6月以来になります。はじめましての演者さんがいっぱい。少年タイチさん、The Eccentricさん、斎藤シラベさん、皆さんどんな歌を歌うのだろう。観るのが楽しみです。日曜日の夜ですが、よかったらお運びくださいね。

そして12月、元グレイトリッチーズのワタナベマモルさんのレコ初ツアーが浜松のライブバーTEHOMであります。マシスも出させていただきます。
バンド勢に混じってギター一本で歌って来ます。どうぞ応援に来てくださいませ。
そして、マモルさんのTEHOMの翌日の日曜日、昼間ですが、音楽仲間のクリスマスライブにお声掛けいただきました。
こちらは気心知れた方たちの楽しく演奏を聴いて、歌って来ます。


今日は日曜日、連れ合いからのお誘いでコンサートに行ってきます。本当は娘と連れ合いで行く予定のチケットでしたが、娘の部活の都合で行けなくなり、僕が代役。そんなに歌はたくさん知らないのですけど、楽しんできます。
(追記:3。凄く楽しかった。芸能人を近くで観れてテンション上がりました)


マシス