長野にThe Endというシンガーソングライターがいる、と知ったのは、友部正人さんの名著「ジュークボックスの詩人」で紹介されていたのを読んだことがきっかけでした。

友部さんが絶賛していたことで、長野のThe Endに興味を持つほどに、The Endのステージが観たくて観たくて、本気で長野まで観に行っちゃおうかしらと思ってた

友部さんも参加したThe Endのトリビュートアルバムを手に入れたことで、余計に観たくなりましたね。DISC1が本人の弾き語りワンマンライブの模様なのだけど、これが素晴らしくて参った。声もギターも歌も、とんでもなくいいんだ。

「チャーリーブラウンの死」「前回までのあらすじ」「グリーン」「あいつの奥さん」などなど。こんな面白い歌が自分で作れたらどんなにいいか。

面白い歌、というと、目の付け所だったり、歌う題材の奇抜さがポイントと思われがちですけど、The Endが何より秀でてるのは、何気ない言い回しを材料にポンポンと名フレーズを産める、ってことです。言葉の趣旨選択のバランス感覚がべらぼうに上手いし、ズルいくらい優れたメロディメイカーでもあります。

2019年3月19日、足助のかじやさんにThe Endが来ると知って、愛知県なら車で日帰りで行けるかも、と思い立ち、ひとりでカーナビ頼りに雨の中を運転して、愛知県豊田のライブカフェ足助のかじやさんまで遠征敢行。最前列の席を陣取って、初めてThe Endを観ることができました。

The Endこと桜井さんは、無愛想ではないけれど、演者としてステージでの愛想や愛嬌はそれほどでもなくて。それより何より、とにかく純粋に楽曲の良さ、歌の楽しさだけでお客さんを説得してしまいます。この日演奏した歌で、僕が知ってた歌は「引き潮」だけだったけど、コンビニの歌、中日ドラゴンズのファンの歌、知らない歌のすべてが楽しかった。この人のステージに予習なんて何もいらないと思った。


明日です。2022年10月29日、The Endが浜松のエスケリータ68に来ます。先日は友部正人さんを観たばかりなのに、友部さんのエッセイで知ったThe Endを同じ月に観れる。今年お会いした中西さんもついに観れてしまう。縁万歳。

(追記。The Endさんはご家族の事情により来れなくなったとのこと。29日はラブラブスパークと中西こでんさんの2マンライブになるそうです。おうー)

出勤前にせんねん灸で身体をメンテナンス。煙が部屋にこもって、服に匂いがついてしまった。連れ合いが悲しそうな顔をしたので申し訳なかった。服の匂いが早く取れるといい。

新しく来た車で、準夜勤に初出勤。BGMはThe Endトリビュート。usbが無事機能してとりあえず嬉しい。


マシス



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