先週の土曜日も台風だったので、《フリーダムの日がズレて良かった》とか思ってたのに、今週の方がヒドかった。24日金曜日の台風で、静岡の結構な被害のニュースが入ってきてます。実は僕も被害直撃でしたが、身体は怪我もなくなんとか無事です(被害に遭われた皆様の無事を心より願います)。

個人的にはバタバタしながらも、25日土曜日の夜は楽しいフリーダムフォーク集会が開催されました。

厳正なジャンケンの結果、この夜の演奏順番が決定。

一番手は【COCORON】のお二人です。
森のブリコさん、ゆうこりんの二人組。僕と同じ町に住むブリコさんは、それこそ森ほたるの歌イベントよりお世話になってきた方です。まずはピアノ&ボーカルゆうこりんさんの弾き語りから始まり、二曲目からはブリコさんがメインボーカル。素敵なピアノ演奏とツインボーカルの素晴らしいハーモニーを聴かせてくれました。洋楽ポップス以外のブリコさんは新鮮な印象でしたね。

二番手【ユンヤオ】。
三年ぶりにユンヤオ登場。前回出てくれた時より足機材が増えてスゴかった。チャップマンスティックという楽器の弾き語りはそれだけでも芸なのですが、彼はそこに自分のオリジナル作品を提出し、その硬質な声と観念的な詩で聴き手をさらに独自の場所へ連れて行きます。短い持ち時間の中でバッチリがんばってくれました。でもこれは片鱗。まだまだぜんぜん片鱗なのです。

三番手【みっこちゃん】。
アルパカセブンスの時から是非ともマムゼルで、と個人的に願ってました。みっこちゃんの演奏がマムゼルで聴けて、フリーダムフォーク集会の常連さん達に聴いてもらえて、とても嬉しいです。ピアノの音が響いた瞬間に、そして一言歌った瞬間、何だこの人?ときっと誰もが感じたことでしょう。ユンヤオと同様に面白音楽の求道者みっこちゃん。この夜のステージですらやはり片鱗なのですよ。

ここでいつも通り換気休憩を入れて。後半は四番手【きたよし】さんから
久しぶりにきたよしさんが来てくれました。この夜はなんとマッキーさん(by NEW MOON)との共演。今回聴かせてもらって、お二人の歌唱の相性がとても良いことに驚きました。自分たちの歌声の持ち味を活かした選曲もお見事で、どの歌もどの歌も心地良い演奏だった。「さよならはダンスの後に」が頭でぐるぐる回って離れない。なんて良い歌。

五番手【ぷらっとふぉーむ】
いつもテーマをしっかり決めて選曲をしてくるお二人。ステージを重ねるほどに演奏も歌も上手になって素晴らしい。数日前に放送された財津和夫(チューリップ)の特番を観て、と、チューリップのナンバーを披露(僕も観ておりました)。「青春の影」を歌う村上さんの声が財津和夫作品と合っていて良かった。紙風船の「冬が来る前に」も男女で歌うのにピッタリ。懐かしかった!

そして六番手、この夜のトリは【砂風金】。
GAROの曲、と言って歌う「ビートルズはもう聞かない」はなかなか他所じゃ聴けないナンバーでしょう。風の「海岸通」は直球ですが、間奏のギターフレーズまで再現してくれました。そして二曲歌ったところで、お嬢さん達にステージをバトンタッチ。
セサとシャナ登場。二人は出るたびに上手になりますね。英語の歌の迫力はもちろんのこと、姉妹のハーモニーの息の合い方は格別で、客席みんなが聴き惚れていました。

以上六組。いつもの顔ぶれに珍しい顔ぶれと、この日はホントにフリーダムな音楽が集まってくれて、それは刺激的な楽しい夜となりました。台風で落ちた気分が音楽でグッと持ち上がったのがわかった。もはや笑うしかない台風のグチも聞いてもらっちゃってスミマセン。皆さんお疲れ様でした!


次回のフリーダムフォーク集会は11月19日㈯です。現在すでに三組の出演希望を頂いております。奇数月第三土曜日にまたマムゼルでお会いできますように!

みっこちゃんのCDを買って聴きました。アルパカのCDも含めて、今作が僕は一番好きかも。いや、アルパカの傑作『かいじう』と双璧か。皆さんみっこちゃんに会ったら買うと良いです。


マシス