ゆらゆら帝国にハマったことのある人なら、坂本慎太郎の名前を聞くだけでドキッとする人は多いと思います。僕もそうです。昨日、WOWOWのテレビ欄に《音楽 出演 坂本慎太郎》の文字を見つけて、大いにドキッとしました。

坂本慎太郎がついにテレビで演奏するのか?と思い、調べてみると、そうではなくて、驚いたことになんと2019年のアニメ映画に声優として出演していて、その映画が放送されたのでした。
音楽(2019)[PG12指定] 監督 岩井澤健治。しかしこの絵!なんともインパクトありますねー。

原作の漫画家さん、大橋裕之って僕は知らなかったんですけど、この絵は見覚えありますね。目の描き方に特徴があって、一度見たら忘れられない絵柄です。
声優陣も、言われるプロの声優さんは主要キャストに一人も使っていないみたい。

71分と映画にしては短めだったので、一応録画予約して、観てみました。こんな絵柄ですから、そんなに期待せずに観たのですけど、これ、ちょっと凄い。感想を書きたいけど、実はこれは詳しい作品の説明とかない方がいい映画だと思います。予備知識はなるべくなしのまっさらな気持ちでのんびり観た方がいい。


強いて予備知識を挙げるなら、

・主役の声優が坂本慎太郎(元ゆらゆら帝国)

・制作期間7年(作画がすべて監督の手描きによるもの)

これくらい知っておけば十分かと。なんでも監督が自ら7年かけて、一人で作画の絵を描いたらしい。71分のアニメーションに必要な作画は4万枚だそうで。それがまず凄い。

ネット上での映画感想を読むと、予想通り意見は真っ二つに別れてました。とにかくこれ最高これぞロケンローって言う人と、何がおもろいかわからないクソ映画って言う人と、両極端です。

僕は、これは音楽映画の成功例のひとつじゃないか、と思いました。観た後に、まるで銀杏BOYZを聴いた時のような高揚があった。有無を言わさぬパワーにあれよあれよという間に蹂躙されたような、そんな気分?僕はとても楽しめたのです。上手すぎない声優陣のお芝居も作品にあってた。

坂本慎太郎の声、役にピッタリで良かったですよ。坂本くん役の女優さんも良かった。それとシークレット出演の岡村靖幸もウケました。こんなチープな絵柄のアニメに71分観入ってしまいました。
雨が降っています。これから夜勤に行きます。夜勤の週は疲れでヘトヘトになりますが、今週末は久しぶりのライブなので、体調を整えないといけません。


よく寝て休んで、元気で福田に挑みます。ナビで道も確認しとかなければ。


マシス