昨夜WOWOWにて、今年の3月13日に行われた佐野元春の武道館公演の模様が放映されました。
コロナで観に行くことが叶わなかったファンも、物理的に武道館は行けねーと諦めたファンも、みんな狂喜してこの放送日を待っていたことでしょう。僕もリアルタイムでテレビ前に鎮座して、存分に鑑賞しました。
コロナ禍の状況において、デビュー40周年記念と称して開催されたこのライブは、この武道館と、一ヶ月後の大阪城ホール公演の二夜のみ。昨夜の放送されたのは武道館と大阪城ホール公演の両方からの映像が使われていたようでした。
いやあ、観れて嬉しかった。完全盤でなくいくつか曲がカットされたのは残念でしたが、それでも、このご時世に行われた元春の有観客コンサートということで、大いに興奮しました。
「ハートビート」とか最高でしたね。歌い方もハーモニカも映画『Film NO DAMEGE』の時の演奏を意識したかのようで、曲と歌詞の美しさが際立ってました。「ロックンロール・ナイト」の雄叫びもシビレタ。
元春のMCで印象的だったのが、
《良かったら一緒に歌ってください。心の中で》
そう、観客は声を出せないコンサート。感染防止のため歓声も大合唱もない、その代わり、拍手が熱い。拍手に応える演奏も熱い。
事前にネットで、このコンサートに実際に参加したファンの感想をいくつか読んでましたが、《セトリ最高!元春最高!》という声と、逆に《40周年記念コンサートなのにこのセトリはヒドイ》と嘆く声と両方あった。悲しんでる人はおそらく、新しい曲より昔の人気曲がもっともっと聴きたかったぜ、ということでしょうね。
今回のセトリに関しては、ちゃんとノスタルジックなファンへのサービスもやってくれてたと僕は思いますけどね。近年の元春のライブなんて、アンコールまで昔の曲ほっとんどやってませんもの。それを思うとこの日は懐かしい要素の多い選曲ですよ(元春にしては)。
「ハートビート」「ロックンロール・ナイト」「悲しきレディオ」を一晩で聴けるなんて、ボスの「ジャングルランド」と「レーシング・イン・ザ・ストリート」と「ロザリータ」を一晩で聴けるようなお得感じゃないですか。
昨夜の放送を観た上で、僕は《セトリ最高!》の意見に一票入れたいです。だって、新しい曲、ライブでメチャメチャ良かったから。「愛が分母」なんて、もし会場でこのイントロの音を聴いたら無条件に身体が跳ねますよ。実際に客だって嬉しそうに踊り狂ってましたしね。(ソーシャルディスタンスが取られてるから広くて踊り易そうだった)。「愛が分母」は間違いなくこの放送のベストショットです。
「エンターテイメント!」も良かったな。コヨーテバンドと作ったナンバーを歌う元春は実に生き生きとしてて楽しそうです。もっと新しい曲を観たかった。この日の「合言葉」の演奏をカットされたのは本当に残念!「純恋」も。観たかった。
↑「合言葉」こそ、このコロナ禍の状況に希望をリラックスを歌ってくれてるナンバー。放送してほしかった。
今回は元春ライブが久しぶりのテレビ放送ということで、僕は雑誌「Player」を参考に、元春が使用するギターに注目しながら観てました。
実は僕、ギターを見てもとっさに名称がわかりません。ギターの形と名前が、本当に覚えられないのです。SGとかリッケンバッカーみたいに個性的な形のギターだったら、これはSGだねってすぐ言えるのだけど(ちなみに車の車種とかも覚えられません)。せめて元春のギターくらいから覚えていきたい。
元春のトレードマークといえば、赤のストラトキャスター。元春が赤いギターを担いだら、ストラトきたー!って分かる。形でなく色で覚えてるのが情けないですね。

ギターの種類なんて僕、興味を持ったのはここ10年くらいのことなのです。弾き語りをやるわりに、ギターなんて弾き易いのがベストで、見てくれは二の次と思っていました。
そこはやはり、どこぞの誰が弾いてるあのギターがカッコいい、って憧れの視点を持てないと、興味が湧くものじゃないですね。僕はずっと楽器のルックスへの興味がそういう意味で今まで希薄でした。でも、興味を持とうとすれば面白いもので。ギターを見て《カッコいい!》って思えるのは楽しいですよ。
放送日の前日、10月22日には新曲「銀の月」が配信で発売されました。僕は配信音源は買わないので未聴ですけど、プロモーションフィルムでは格好良さそうな曲でしたね。 元春の新曲がずっと格好良いってのは何より嬉しい。
今日は朝、選挙に投票に行って、エアコンのフィルターの掃除をして、あとはCDを聴いて本を読んだり、録画してあったテレビ番組を観たり、家の犬と遊んで、ちょこっとギター弾いて、WOWOWの元春ライブも気になるシーンを見返したりしました。良き休日でした。







